景気循環型企業への投資


  景気循環型企業とは、業界の景気の良し悪しに対し業績が敏感に反応する銘柄のことをいいます。
景気の影響を企業が受けるのは、当たり前ですが、景気循環株銘柄の場合には特に強く影響を受けます。
業種としては、鉄鋼や造船など重厚長大産業が多いです。景気循環株の特徴としては、業界の景気が悪い時には巨額の赤字を計上し、業界の景気が良いときには巨額の黒字を計上する傾向にあります。
ですから、業界の景気が悪いときに買って景気が良いときに売れば、株式投資で儲かる可能性は高くなりますが、景気の底で景気の天井なのかはなかなか分からないので難しいというのが実情です。
また、業界がずっと停滞したままである可能性も否定できません。しかし、底値で仕込んで天井値で売れれば買値の数倍や時には数十倍の利益が得られることもあるので、ハイリターンを得られるという魅力はあります。
景気循環株で注意する点は、一見すると割安に見える低PERのときに買うと天井で買ったことになる可能性が高いということです。
景気循環株では、業界の天井付近では巨額の黒字を計上する傾向が強いですが、投資家はこの収益が永続すると思っていないので、収益の割には高い株価がつきません。
よって、景気に左右されにくい業界の銘柄に比べると低PERの評価しか受けない傾向があります。
低PER=割安だと思ってしまうと、業界における景気の天井付近で株式を購入してしまうことにもなりかねないため注意が必要です。
一方、景気循環株は、業界の景気がどん底付近になると利益は激減し巨額の赤字を計上するようになります。
業界の景気がいずれ回復するとするなら、このどん底の時期に銘柄を仕込むべきなのですが、高PER=割高、赤字=悪という考え方だと銘柄を仕込むことができなくなってしまいます。
このように、景気循環株には他の銘柄とは異なった特性があります。


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