本業と関係のないM&Aに熱心な企業は避ける


 M&A(企業の合併・買収)というと、一見すると華やかな感じがします。
巨大企業がM&Aを繰り返しさらに巨大化していく様や、企業規模では圧倒的に小さい企業が大企業を買収する様はドラマや映画の題材にもなっています。
しかし、実際のM&Aはうまく行かないケースがかなり多いようです。
企業文化や管理システムなどあらゆる面がまったく違う企業同士が合併すると、その分無駄な労力が必要となります。
M&Aでは、買収企業によりシナジー効果が強調されますが、M&Aのマイナス面はあまり考慮されていないことが多いのです。
 本業と関連のあるM&Aならマイナス面を考慮してもある程度はシナジー効果があるのかもしれません。
しかし、企業の中には、本業と無関係なM&Aを繰り返す企業があります。
シナジー効果はほとんど期待できず、企業の中に無用の混乱を招くだけの本業と無関連なM&Aに意味はないのではないでしょうか。
なぜ、その種のM&Aを繰り返すかというと、おそらくは本業が行き詰っているからだと思われます。
本業が行き詰っていてもM&Aを繰り返せば見かけ上の売上・利益を増やすことは可能です。
しかし、いずれは多数の被買収企業管理により社内が混乱し、業績が低迷する可能性は少なくありません。
買収に要する多額の資金を借り入れでまかなっていれば、財務体質の悪化を招くでしょう。
 やはり、本業がしっかりとしている企業に投資することが好ましく、投資先企業のM&Aに一貫した戦略があるのかチェックしたいものです。


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