高配当銘柄への投資について


高配当銘柄には、つい目が行ってしまいがちです。
銀行預金の利息がほとんど期待できない今、年率3%くらいの配当利回りの銘柄があれば、つい投資したくなってしまうものです。
しかし、高配当銘柄にはいくつか注意しておきたい点があります。
 第一に、企業の成長率が低くなり、企業が投資活動にあまり資金を必要としなくなった結果として、資金還元策の一環で高配当を行っている可能性があることです。
企業が成長期にあるなら、企業の投資資金は足りませんから配当に回したりはしません。
高配当銘柄は、成長余力が少なくなってきたため、余剰資金が溜まり、株主還元の一環として配当を増やしてきた可能性があります。
高配当に気をとられすぎると、低配当が多い傾向がある成長企業への投資機会を逃してしまうかもしれません。
高配当は、投資を決める上での一要因にすぎないのです。
 第二に、高配当が見かけだけという場合が考えられます。
1000円の株に前期は10円の配当があったとします。
株価が500円になれば配当利回りは2%、株価が100円になれば配当利回りは10%です。
しかし、業績が悪化した結果、株価が下落していた場合、来期も配当が前期同様に支払われるとは限りません。
あるいは、倒産してしまうかもしれません。
いくら見かけの配当利回りが高くなっても、配当利回りの計算の元となった配当が実際に支払われなければ高配当に意味がありません。
 
 第三に、配当性向が高すぎる場合です。
毎期の1株あたり利益が10円の会社が、配当が20円を毎期出していれば、いずれ減配しなければいけなくなります。
減配されれば、高配当株と言えなくなるかもしれません。


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