IPO銘柄の初値が上がる条件とは?


新規公開株の初値が公募価格を上回りやすいとはいえ、すべての銘柄がそうではありません。
初値が公募価格を下回る「公募価格割れ」も少なからず発生します。
では、どういう銘柄の初値が高くなりがちなのかについて説明します。
①人気テーマ銘柄
例えば、バイオ関連やIT関連など成長力がありそうなイメージのある銘柄
②小型株
需要に対して供給が少ないので、初値は上がりやすい。
③上場市場
マザーズやジャスダックのような新興市場に上場する銘柄は、小粒なので②の条件と重なって上がりやすい。
ただし、地方新興市場の場合は、審査基準の甘さを指摘されることがあるため、あまり上がらないこともある。
逆に、どういう銘柄が公募割れを起こしやすいかというと、
①オールドエコノミー銘柄
鉄鋼や機械など重厚長大型産業はあまり人気がない。成長しそうなイメージがない。
②大型株
需要に対して供給が多いので、初値は上がりにくい。
③上場市場
東証1部上場企業は、ある程度成長してしまっているため、初値は上がりにくい。
もちろんこれらは傾向であって例外はあります。
また、IPO投資に適していても、長期投資にはあまり適さない銘柄もあるので注意が必要です。


IPOとは何か


IPOとは、Initial Public Offeringの略で、日本語では新規公開株を意味します。
新規公開株は、「儲かる」と言われますが、なぜ儲かるのでしょうか。
第一に、企業が意図的に公募価格を下げて、公募価格が企業自体の本来価値よりも低い場合が多いからです。
第二に、企業が新規公開する株数を意図的に少なくして、需要に対しての供給を絞っている場合が多いからです。
第一と第二の要因を合わせて、企業が意図的に株価を高騰させることで、企業にとって宣伝効果になる部分が少なくありません。
第三に、株式市場に参加する人たちが「IPOは儲かる」と思っているからです。
皆が「IPOは損する」と思っていれば、需給が悪化し、初値は下がってしまいます。
ただし、IPOが必ず儲かるわけではなく、初値が公募価格を下回る「公募価格割れ」が起きることも少なくありません。


IPOの当選確率を上げる方法


IPOは申し込めば、必ず当選するものではありません。
当選しないと、新規公開株を購入することが出来ないのです。
ですから、どのようにして当選確率を上げていくかが大切となります。
・投資資金を増やす
これはとても単純な方法です。IPOは申込数に比例して当選数も決まってくるため、資金が多い人ほど有利になります。また、対面型証券では、営業マンが上客を優遇するためにIPOの購入権利を対価として使ってくる場合があります。例えば、対面型証券会社の口座に1億円入金すれば、IPOの購入権利をくれるといった具合です。これは交渉次第なので、資金をたくさんお持ちの方は営業マンに聞いてみるのもいいでしょう。
・人気のない地場証券会社を狙う
新規公開株の中には、地場証券会社に少量割り当てがあるものがあります。こうした地場証券会社は人気がないことが多いので、試しに口座を開設してIPOに挑戦してみるのも一つの方法です。
・IPOで外れた際に貰えるポイントを活用する
例えば、SBI証券では、IPOに外れた際にポイントがもらえます。このポイントを貯めていくと、ポイントが多い順にIPOの割り当てが全体の30%ほどありますので、地道にポイントを貯めていけば、いつかは当選するはずです。