営業利益率≒企業の競争力である。


営業利益率とは、売上高に対する営業利益の割合です。
業界や景気動向にもよりますが、日本においては5%あれば良いほうでしょう。
100円の商品を売って、5円儲けられれば上出来です。
商社や銀行などは、一般的な会計体系とかなり異なりますので、営業利益率に高低があります。
私の基準では、営業利益率は10%以上を目安としています。
なぜなら、営業利益率が高いということは、企業の競争力が高いということを示す場合が多いからです。
競争環境が厳しい場合、企業は値引きを余儀なくされます。
その結果、利益は削られてしまいます。
一方、競争環境が厳しくない場合は、利益は上げやすくなりますので、当然営業利益率は上がります。
永続的な高営業利益率を築くのは、なかなか難しいようで、高すぎる営業利益率には、競争相手も引きつけられます。
マネをすれば、高い営業利益率を得られるからです。
営業利益率の高いビジネスを継続的に守るためには、ウォーレン・バフェット氏の言う、城郭における「堀」のようなものが必要とされるでしょう。
例えば、特許、ブランド力、規制などが挙げられます。


ディー・エヌ・エー、任天堂と資本業務提携


ディー・エヌ・エーが任天堂と資本業務提携を行うことを本日発表しました。
これまで、売り切り型のゲームにこだわっていた任天堂という巨人がついに、ソーシャルゲームという潮流に遅まきながら乗ることになったようです。課金への規制がかかっているとはいえ、ソーシャルゲームは1作ヒット作が出れば、企業業績が一変するほどの可能性を持っています。従来のゲームに比べ、製作費も安く、当たれば美味しいビジネスです。一方、ディー・エヌー・エーは、モバゲーで一世を風靡したものの、過度の課金があだとなり、さらに同業他社の追いつきも激しく、落ち目の企業でした。モバゲーというプラットフォーム運営ノウハウを持つディー・エヌ・エーに、任天堂のキャラクターを使用したゲームが加われば、それなりの相乗効果が期待できそうです。
新型端末の開発も発表されました。端末は売り切り型で、ゲームは課金型という形になるそうです。両者間の利益配分はどうなるんでしょうね。


エニグモ、今期大幅減益。


エニグモが、今期40%超の経常減益を本日発表しました。
報道のタイトルを見た時は、ビックリしました。
あの好調な企業が突然失速したのだろうかと思いました。
開示資料を精査すると、テレビCM等の投資を積極的に行う為とのことです。
いかに優れた製品やサービスがあろうとも、ユーザーにその存在が認知されていなければ、無いのと同じです。現状において、当社の「BUYMA」は、お世辞にもメジャーなサービスとは言えません。テレビCM等で積極的な効果的に認知度を上げていくことは、確かに効果的な方法と言えるでしょう。私は、当社のサービス認知度に対する投資を支持します。いつかは行わなければならない大規模な投資だからです。
当社は今期50%以上の売上増を予想しています。損益分析の観点から言えば、50%売上が増えれば、50%以上利益が増えるのが当然です。
当社の今期予想売上高 約34億円
積極投資をしなかった場合の当社予想営業利益率(約50%) 約17億円以上
今期の予想営業利益 約7億円
以上から、今期のテレビCM等の投資は年間で10億円以上に上り、売上高の割に大きな投資であると言えます。
まさにエニグモは勝負に出たと言えるでしょう。