カテゴリー別アーカイブ: 万が一の日本国破綻に備える

債券のしくみと日本国国債の問題

債券のしくみは単純です。
例えば、借り手が貸し手に100万円借りたとします。
その借りた証明書が債券と呼ばれます。
借り手は、事業会社や、政府などがあり、資金は事業や公共事業に使われます。
しかし、貸し手もタダでお金を貸すわけには行きません。
利子が発生するのです。
例えば、借り手が100万円借りる代わりに貸し手が年間1万円の利子を受け取ります。
単純な計算ですが、年率1%の利回りになります(税金考慮せず)。
しかし、何らかの事情で年率2%でなければ、貸し手が貸さなくなったとします。
例えば、事業会社や政府に対する財政的な不信、金利水準の上昇、格付け会社による格付けの低下などが挙げられます。
今まで、年率1%で貸していた債券の価値は、大きく下がります。
年率2%の利回りが得られるのに、わざわざ年率1%の利回りの債券を買う人などはいないからです。
ではどうすれば、年率1%の債券を売却できるのか?
簡単なことですが、年率1%の債券の価格を下げ、年率2%の債券と同程度の魅力を持つようにすれば、いいのです。
つまり、金利が上昇すると債券の価格は下がります。
1%の債券を持っていた人は売却をすると損をします(満期まで持っていれば別ですが)。
日本国国債でも同じことが言えます。
もし仮に、金利が何らかの要因で上昇したとすれば、都市銀行・地方銀行などが抱える莫大な額の日本国国債の評価額が下がります。
そのような状況では、莫大な評価損が発生し、最悪の場合、金融機関が破綻する恐れがあります。
金融機関がどれほどの経営体力を持っているかによって状況は異なるのでしょうが、金融システムは大きな問題を抱えることになります。
また、最近では、日本の公的年金を運用するGPIFという機関が株式の運用比率を上げることを検討していると発表しました。日本国国債の買い手が少なくなるということは、価格下落(=金利上昇)を引き起こしかねません。
日本人の個人資産が1400兆円と言われているから、国と地方政府の1000兆円の借金を返せるという論理や、日本国国債のほとんどが現在は国内で消化されていることから、すぐに、日本国国債の価格が下がるとは言えないかもしれませんが、最悪の事態について考慮しておくべきだと思います。

国債ベアファンド

国債ベアファンドは現在、あまり種類がありません。
低金利が続き、国債価格が上昇し続けたからです。
一種の国債バブルが発生していると言えます。
主な国債ベアファンド
・T&Dアセットマネジメント 債券ベア
商品概要(引用)
主としてわが国の短期公社債に投資するとともに、わが国の国債証券先物取引(長期国債標準物)の売建額が、原則として信託財産の純資産総額の5倍程度になるように調整を行います。
通常、公社債の価格は金利が低下した場合上昇し、金利が上昇した場合下落しますが、ファンドの基準価額は長期債金利が上昇すると上昇し、長期債金利が低下すると下落します。(引用終わり)
・野村アセットマネジメント
・スーパー ボンド ベア オープン3
商品概略(引用)
日々の基準価額の値動きがわが国の長期債市場全体の日々の値動きの概ね4倍程度反対となることを
目指して運用を行ないます。(引用終わり)
投資信託なので、基準価額が低下し続けたり、純資産総額が減少したりすると、繰り上げ償還される可能性もあるので注意が必要です。もちろん、基準価額の低下が一番問題ですけどねw