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低位株投資

景気が悪化し、株価が暴落すると東証1部上場企業の中にも、株価(旧額面株の場合)が俗に倒産株価といわれる100円や50円を割り込むような銘柄が現れてきます。
このような株価が低い銘柄を低位株といいます。低位株のような株価水準になると、倒産リスクが考慮されて一般の投資信託や年金資金などでは投資が制限されることがあります。
こうなると、ますます人気がなくなり株価は低迷します。
 確かに、低位株の中にはどうしようもないほどダメな銘柄も含まれ、何割かの企業は倒産するでしょう。しかし、株価が低いことは倒産の直接的原因ではありません。
かなりの企業は、景気低迷期を乗り切り、景気が良くなれば通常の株価に戻ります。
低位株の中には、最悪期の数倍の株価に値上がりするものもあります。
適切に投資を行えば、低位株の投資銘柄のうちいくつかの企業が倒産したとしてもその損失を補えるほどの利益が期待できます。
 低位株投資のコツは倒産による損失リスクを下げることです。
投資した低位株のうちいくつかは倒産することを覚悟の上で、少数の銘柄に集中投資するのではなく、多数の銘柄に分散投資することが倒産による損失リスクを下げるためには有効です。
ハイリスクではありますが、ハイリターンが見込めることから低位株投資には根強い人気があるようです。
 低位株投資を行う際に調べておきたいことは、企業の格です。
もっとも大きな要素は、どのような企業グループに属しているかということです。
日本では、旧財閥系企業がもっとも格が高いと思われます。
同じ経営危機にある企業だとしても、旧財閥系企業(特に三菱、住友、三井)と新興企業ではまったく意味合いが違います。
新興企業の場合は、他企業からの支援はあまり期待できません。
一方、旧財閥系企業の中心には銀行や証券など金融会社があり、ある旧財閥系企業が経営危機に陥ったとしてもかなりの金融支援が期待できます。
同一の旧財閥系に属する他企業からの支援も期待できます。

旧財閥系企業

 財閥とは、中心となる企業が、他の企業を子会社として支配して多種多様な産業に進出している状態を言います。
三菱や三井、住友などが知られています。日本では、戦後に財閥解体が行われ財閥は消滅したことになっていますが、ある程度対等な横の関係は残っています。
こうした旧財閥系企業は、旧財閥系であることをブランドと考えており、グループ内の企業を互いに助け合う不文律があり、ある企業が危機に陥ったら、出資や提携などを通じてその企業を救う傾向があります。
ですから、旧財閥系の低位株は、独立系の企業に比べれば、低リスクであると言えます。