企業系列等の支援


 企業には、系列という縦の関係や、企業提携といった横の関係があります。
系列の方がつながりは強い場合が多いようです。
歴史的経緯から、旧財閥系を典型として、たとえ資本関係は弱くても協力し合う企業もあります。
もし企業が経営危機に陥ったとしても、こうしたつながりを活用して、融資や増資を申し込んだり、事業の結びつきを強くするなど対策が取れます。
まったく独立した企業よりは、こうした支援が期待できる銘柄の方がよいでしょう。


不利な条件で合併買収されるリスク


大企業の子会社は、いざとなったら、親会社が支援してくれる可能性が高いです。
子会社が破綻すると、本体まで経営危機にあると言われる恐れがあるからです。
しかし、合併や吸収という形で支援されると投資家は困ります。
合併や吸収で救われるような企業は大抵株価が低迷していたり、子会社は親会社に多くの株式を握られているので子会社や一般株主の発言力が低くなりがちで、株式の買収価格が安かったり、親会社の株式が割り当てられるとしてもその比率が投資家に不利なものとなる可能性が高いのです。
これは、子会社特有のリスクであるといえます。親会社から支援を得られるメリットと、親会社に合併吸収されるデメリットを比較して投資するか決めるべきでしょう。


銘柄分散・業種分散の徹底


低位株投資で、最も大きなリスクは倒産リスクです。
低位株においては、倒産リスクは避けられませんが、低減することはできます。
そのためには、銘柄をなるべく分散することです。
単に低位株の銘柄数を増やすだけではなく、投資銘柄の業種も分散させるべきです。
例えば、鉄鋼関連だけに投資するのではなく機械関連や精密機器関連にも投資してみるという具合です。
こうすれば、特定の産業が長期不況に陥ったときでも、他の業種の株価が回復することで、最悪の状況は避けやすくなります。