カテゴリー別アーカイブ: 株式の選び方

立派な本社ビルの建設

 企業というものは、よほど気を引き締めていないとムダが増えていくものです。
小企業の頃は、コスト削減に必死になりますが、事業がうまく行って規模が大きくなると気の緩みが生じ、ムダに対して敏感でなくなる場合があります。
組織は肥大化し、現場がおろそかにされ管理部門ばかりが大きくなることはよくあります。
 俗に”立派な本社ビルを建設した会社の業績は低迷する”と言われますが、あながち根拠の無いこととも言い切れません。
立派な本社ビル建設が企業の気の緩みを示しているとも考えられるからです。
自社所有の本社ビルは、本業が不動産業でもない限り不必要なものです。
管理部門が入るだけなら賃貸ビルで十分です。自社ビルという利益を生まない資産を増やしては、企業の資産効率が低下します。
 確かに、自社ビルというのはステータスであり成功した経営者が建てたいと思うのはもっともです。
しかし、自社ビルを建設できると言うことは企業が事業以外に資金を使えるゆとりができたということを意味します。
余剰資金を事業に回さず、株主にも還元せず、費用ばかりがかかる自社ビルを建設するということは、企業全体のコスト感覚が低下している可能性があります。
また、自社ビルに入るのは管理部門であり、企業の大規模化により管理部門が肥大化したため本社を移転するということも考えられます。管理部門は必要ですが、費用ばかりかかり利益は生みません。
 立派な自社ビルを建てた企業が、その後、全て業績が低迷するわけではありませんが、自社ビル建設がコスト感覚低下の兆候であるなら、注意が必要かもしれません。

営業利益

利益にはいくつか種類がありますが、もっとも大切なのが、営業利益です。
営業利益は、本業の儲けのみを示しているため、会社の実力をよく表しているからです。営業利益は売上高から売上高及び販売費一般管理費を引いて計算されます。
売上高から売上原価を引いたものが売上総利益と呼ばれ、製品や商品の販売自体からどれだけの利益(付加価値)を上げられたかを調べることが出来ます。
売上総利益=売上高-売上原価
営業利益=売上総利益-(販売費+一般管理費)
売上原価・・・仕入費用、原材料費など
販売費・・・販売促進費、広告宣伝費など
一般管理費・・・本社オフィス費用など
売上粗利益から、販売費と一般管理費を引いたものが営業利益です。