増資は悪か?


 世の中では、増資が発表されると株価が下落するといわれているようですが、本当に増資は悪なのでしょうか。
確かに、増資により1株あたりの収益は希薄化します。
しかし、増資により企業にはキャッシュが入ってきます。
そのキャッシュを有益に使えば、増資で希薄化した分以上の利益を生み出すことが可能ではないでしょうか。
増資により資本体質の改善もできます。
また、まともな価格で公募できるなら、増資を行う企業は市場から信用されているとも考えられます。
要は、増資自体は極端に安値で増資しない限りは悪でも良いことでもなくて、増資で得たキャッシュをどのように使うかが大切なのです。
ですから、増資計画発表により市場が反応して極端に株価が下落した場合、買い場になることも少なくありません。


デイトレードについて


 デイトレードは一時期、大儲けした人がテレビで取り上げられるなど世間の関心が高まった時期がありました。
しかし、デイトレードで素人が儲け続けられる可能性は低いものです。
俗説ではありますが、1割の人しかデイトレードでは生き残れないと言われています。
第一に、損益に関係なく証券会社に手数料を払い続けないといけないことと、
第二に売り板の下限値と買い板の上限値の差額分も負担になります。
第三に、これが最も大きいのでしょうが、株価変動から利益チャンスを見つけることが難しいということです。
 1日2日はまぐれで勝てるかもしれませんが、安定的に勝てなければ意味がありません。
ただ証券会社を潤し、市場に流動性を供給するだけになってしまいます。
才能がある人はデイトレードを勝手にやって下さい。
投資手法に貴賎はありませんから。


ビジネスの寿命


 ビジネスには寿命というものがあります。
例えば、IT関連やハイテク関連ビジネスはあっという間に陳腐化してしまい寿命は短いですが、食品関連は人間が食べる以上は続くビジネスです。
寿命が短いビジネスしかない企業の場合、次の新しいビジネスを常に探し続けなければなりません。
当然、研究開発費用など事業立ち上げに莫大な費用が必要です。
しかも、新しいビジネスは常には成功すると限りませんので、新ビジネスの開拓に失敗したら企業が破綻することにもつながりかねません。
現在は有力企業でも、変化が起きれば今後も有力企業であり続ける保証はありません。一方、陳腐化しにくいビジネスの場合、そのビジネスでの競争力や収益力を伸ばすことに資源を用いることができます。
また、ビジネスに変化が起きにくいので、一度構築した競争上の優位を崩すことは難しくなります。