光通信とBBHフィデリティーロープライスドストツクフアンド
光通信とBBHフィデリティーロープライスドストツクフアンドは、ともに日本では有数のバリュー投資家です。
両社に共通する投資先を比べれば何か新しいものが見えると考えました。
両者の日本株バリュー投資家としての知名度は抜群なので、これら企業を分析してみることもアイデアとしてアリだと思います。
光通信とBBHフィデリティーロープライスドストツクフアンドに共通する投資先(2019年)
高速
<企業概略>
食品用包装資材の専門商社で、業界第一の売上高
<保有割合>
BBHフィデリティーロープライスドストツクフアンド 2位
光通信 4位
<バリュエーション>(2020年12月25日現在)
PER 13.82倍
PBR 1.10倍
配当利回り 1.84%
KSK
<企業概略>
中堅独立系のソフトウェア会社
<保有割合>
BBHフィデリティーロープライスドストツクフアンド 3位
光通信 2位
<バリュエーション>(2020年12月25日現在)
PER 12.05倍
PBR 1.46倍
配当利回り 2.51%
レイズネクスト
<企業概略>
プラントのメンテナンスやエンジニアリングサービスを行う。旧「新興プランテック」である。
<保有割合>
BBHフィデリティーロープライスドストツクフアンド 9位
光通信 2位
<バリュエーション>(2020年12月25日現在)
PER 5.18倍
PBR 0.97倍
配当利回り 4.35%
オーテック
<企業概略>
工場やビルの空調施設を施工・メンテナンス
<保有割合>
BBHフィデリティーロープライスドストツクフアンド 9位
光通信 2位
<バリュエーション>(2020年12月25日現在)
PER 7.42倍
PBR 0.83倍
配当利回り 3.71%
プロシップ
<企業概略>
業務用会計システムソフトの開発販売・コンサルティング
<保有割合>
BBHフィデリティーロープライスドストツクフアンド 7位
光通信 9位
<バリュエーション>(2020年12月25日現在)
PER 22.03倍
PBR 2.47倍
配当利回り 2.99%
マルゼン
<企業概略>
業務用厨房機器の製造販売
<保有割合>
BBHフィデリティーロープライスドストツクフアンド 2位
光通信 4位
<バリュエーション>(2020年12月25日現在)
PER 8.41倍
PBR 0.99倍
配当利回り 1.60%
まとめ
光通信とBBHフィデリティーロープライスドストツクフアンドは、投資思考が似ている部分があります。
財務基盤が良好で、フリーキャッシュを生み出しやすい業態が多いです。
配当金もきっちりと出している企業ばかりです。配当金も地道にではありますが、コツコツ増やしています。
事業内容がすぐにはなくならない安定性にも優れているようです。
時価総額数百億円程度までの小型株から中型株程度のものが多いです。
株価指標として、PER・PBRともそれほど市場評価は高くありません。
はっきり言えば、世間からは評価があまりされていませんが、地道に稼ぐ堅実な企業に投資しています。
大儲けはできないかもしれませんが、手堅い投資であると分析しました。
株価全体がクラッシュした時にも下げが限定されていて、勝ちを積極的に狙いに行くというよりは、負けないことをまず目的にしているように見えました。