営業利益率とは、売上高に対する営業利益の割合です。
業界や景気動向にもよりますが、日本においては5%あれば良いほうでしょう。
100円の商品を売って、5円儲けられれば上出来です。
商社や銀行などは、一般的な会計体系とかなり異なりますので、営業利益率に高低があります。
私の基準では、営業利益率は10%以上を目安としています。
なぜなら、営業利益率が高いということは、企業の競争力が高いということを示す場合が多いからです。
競争環境が厳しい場合、企業は値引きを余儀なくされます。
その結果、利益は削られてしまいます。
一方、競争環境が厳しくない場合は、利益は上げやすくなりますので、当然営業利益率は上がります。
永続的な高営業利益率を築くのは、なかなか難しいようで、高すぎる営業利益率には、競争相手も引きつけられます。
マネをすれば、高い営業利益率を得られるからです。
営業利益率の高いビジネスを継続的に守るためには、ウォーレン・バフェット氏の言う、城郭における「堀」のようなものが必要とされるでしょう。
例えば、特許、ブランド力、規制などが挙げられます。
営業利益率≒企業の競争力である。

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