就職氷河期世代の「電力会社乗り換え・新電力」活用節約完全ガイド【年間1〜5万円を節約する電力の賢い選び方】

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2016年の電力小売り完全自由化から8年以上が経過しましたが、まだ「電力会社は変えられると知らなかった」「面倒くさくて変えていない」という方が多い。

電力会社を切り替えるだけで、年間数千円〜数万円の節約になることがあります。しかも切り替えの手続きはネットから5〜10分程度で完了し・工事も不要・停電のリスクもありません。この記事では、就職氷河期世代が電力会社を賢く選択して電気代を削減するための全知識を解説します。

電力自由化の仕組み:どうして安くなるのか

電力自由化とは、2016年4月以降、一般家庭(低圧)も電力会社を自由に選べるようになった制度変更です。これ以前は地域の大手電力会社(東京電力・関西電力・中部電力等)からしか電力を買えませんでしたが、自由化後は多数の「新電力会社(新規参入の電力会社)」から選択できるようになりました。

新電力が安くなる理由として、大手電力会社は多くの設備・人件費・原価コストを抱えています。新電力はこれらのコストが少なく、大手より安い料金で電力を供給できる場合があります。また大手電力会社の「従量電灯」という標準プランは、競争がなかった時代に設定された料金体系のため、自由化後に登場した新電力のプランより割高なことがあります。

切り替えの安全性について正確に理解してください。電力自体は今まで通り地域の送電網を通じて届きます。新電力に切り替えても停電が増えたり・電気の品質が変わったりすることはありません。新電力が倒産した場合でも、一定期間は大手電力会社に自動的に切り替わるセーフティネットがあります。

電力プランの選び方:どこに着目するか

電力プランを比較する際に着目すべきポイントを解説します。

基本料金と従量単価の両方を確認してください。電気代は「基本料金(アンペア数に応じた固定費)+従量料金(使用量に応じた料金)」で構成されます。基本料金が安くても従量単価が高いと、使用量が多い月に高くなります。逆も同様です。自分の使用量のパターン(毎月の電気使用量をkWhで確認)に合ったプランを選ぶことが重要です。

時間帯別料金プランは、昼間と夜間で電気料金が異なるプランです。夜間(深夜)の電気代が安く・昼間が高い設定が一般的です。電気を夜間にまとめて使う生活スタイル(夜間に洗濯・食洗機・エコキュートを稼働させる等)の方に向いています。昼間に電気を多く使う在宅勤務の方には向かない場合があります。

セット割の活用として、ガス・インターネット・スマートフォン等と電力をまとめて契約することで割引が受けられるプランがあります。auでんき(au携帯との組み合わせ割引)・eo電気(関西エリアのeo光との組み合わせ)等が代表的です。既に使っているサービスとの組み合わせを確認することをおすすめします。

電力比較サイトの活用:最も安いプランを見つける方法

電力会社の比較は、「電力比較サイト」を使うことで簡単かつ効率的にできます。

エネチェンジは日本最大の電力比較サイトで、現在の電力会社・アンペア数・月の使用量(または電気代)を入力するだけで、各社の料金を比較できます。「今の電気代より月◯円安くなる」という比較が一覧で確認できます。

電力比較ニフティ・価格.com電力比較等の比較サイトも活用してください。複数のサイトで比較することで、より多くの選択肢を確認できます。

比較する際の入力情報として、現在の電気代の検針票(電力会社から届く使用量のお知らせ)が手元にあると正確な比較ができます。検針票には「月の使用量(kWh)」「アンペア数」「現在の電気代」が記載されています。

新電力への切り替え手順:5〜10分で完了

新電力への切り替えは、以下の手順で完結します。工事は不要で・停電リスクもありません。

ステップ1は比較サイトで切り替え先を選ぶことです。料金・プランの条件を比較して、自分に合った新電力会社・プランを選択します。

ステップ2は新電力会社のウェブサイトから申し込みをすることです。現在の電力会社の「お客様番号」(検針票に記載)・名前・住所・支払い方法(クレジットカードまたは口座振替)を入力します。申し込みから切り替えまで1〜2ヶ月かかることがあります。

ステップ3は現在の電力会社への解約手続きです。多くの場合、新電力会社が現在の電力会社への切り替え手続きを代行してくれます。自分で解約手続きをする必要がない場合がほとんどです。

ステップ4は切り替え完了の確認です。切り替え完了後、検針票・電気代の請求書が新電力会社から届くようになります。電気代が削減されているかを確認してください。

新電力のリスク:知っておくべき注意点

新電力への切り替えには注意点もあります。事前に把握しておくことでトラブルを防げます。

新電力の倒産リスクがあります。2022年以降のエネルギー価格高騰を背景に、新電力の廃業・撤退が相次ぎました。新電力が廃業した場合、自動的に地域の大手電力会社に切り替わります(最終保障供給)が、最終保障供給の料金は通常料金より高い場合があります。財務的に安定した大手・または一定の実績がある新電力を選ぶことが重要です。

切り替え後に料金が上がる可能性もあります。市場連動型プラン(電力市場の価格に応じて電気代が変動するプラン)は、電力需要が高い時期に電気代が大幅に上がることがあります。安定した料金を求める場合は固定料金型のプランを選んでください。

電力会社の乗り換えと省エネの組み合わせ

電力会社を安い会社に乗り換えることと・電力使用量そのものを減らすことの両方を実践することで、電気代削減効果が最大化されます。

電気代が安い新電力プランに乗り換えて・さらに省エネ家電への買い替え・スマートプラグによる待機電力削減・エアコンの適切な使い方——これらを組み合わせることで、電気代を年間30〜50%削減することが現実的に可能です。

まとめ

電力会社の乗り換えは、5〜10分の手続きで年間数千円〜数万円の節約になるコスパ最高の節約策です。電力比較サイトで自分に合ったプランを確認して・安定した新電力会社を選んで・申し込みを完了させる——今日からできる節約の第一歩として、ぜひ実践してみてください。

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