はじめに——「布団、最後に洗ったのいつだ?」
掛け布団。敷き布団。毛布。シーツは洗濯機で洗える。だが布団本体は?自宅の洗濯機(容量5〜7kg)には入らない。クリーニングに出せば1枚3000〜5000円。2枚出せば6000〜10000円。手取り16万円には厳しい。結果、「布団を洗わない」。1年間洗っていない。2年間洗っていない。3年間——もう考えたくない。
洗っていない布団には「ダニ」「汗」「皮脂」「フケ」が蓄積している。ダニは「布団1枚に数十万匹」いるとも言われる。ダニの死骸やフンがアレルギーの原因になり、鼻づまり、くしゃみ、目のかゆみ、皮膚のかゆみを引き起こす。「最近なんかアレルギーっぽい」の原因が「洗っていない布団」である可能性は高い。
解決策は「コインランドリー」だ。コインランドリーの大型洗濯機なら布団が丸洗いできる。大型乾燥機の高温(60〜80度)でダニを完全に死滅させられる。コストはクリーニングの3分の1以下。このガイドではコインランドリーの「使い方」「コスト」「頻度」を完全に解説する。
コインランドリーで「布団を洗う」手順
手順1は「近くのコインランドリーを探す」。Googleマップで「コインランドリー」と検索する。自宅から徒歩または自転車で行ける範囲が理想。車がなくても「布団を大きなゴミ袋に入れて自転車のカゴに乗せる」または「背負って歩く」で運べる。見た目は異様だが、コインランドリーに来る人は「大きな荷物を持った人」に慣れている。
手順2は「洗濯機のサイズを選ぶ」。コインランドリーには小型(8〜12kg)・中型(14〜18kg)・大型(20〜27kg)の洗濯機がある。掛け布団1枚なら中型(14〜18kg)で十分。掛け布団+敷き布団なら大型(20〜27kg)を選ぶ。無理に小さい機械に詰め込むと「洗えない」「すすぎが不十分」になる。
手順3は「布団を洗濯機に入れる」。布団カバーは外して別に洗う。布団を縦に三つ折りにして、ロール状に丸めて洗濯機に入れる。ネットは不要(コインランドリーの大型洗濯機はネットなしで洗える設計)。洗剤は自動投入される(投入口に入っている)。手動の場合は「布団用洗剤」(100均で110円)を使う。
手順4は「洗濯スタート」。コインを入れてスタートボタンを押す。洗濯時間は30〜40分。この間にスマートフォンで本を読むか、近くのスーパーで買い物を済ませる。
手順5は「乾燥機に移す」。洗濯が終わったら、大型乾燥機に布団を移す。乾燥時間は40〜60分。高温設定(60度以上)を選ぶ。高温でダニが完全に死滅する。生乾きを防ぐため、60分以上かけてしっかり乾かす。
手順6は「持ち帰る」。乾いた布団を大きなゴミ袋または布団袋に入れて持ち帰る。帰宅して布団をセットする。「ふかふか」。洗いたてのお日様の匂い。この「ふかふか感」は、3年間洗っていない布団との決定的な差。夜、洗いたての布団で眠る。「最高の眠り」が待っている。
コインランドリーの「コスト」——クリーニングの3分の1
洗濯(大型。20kg以上):500〜800円。乾燥(大型。60分):400〜600円。合計:900〜1400円。布団1枚あたり約1000円。クリーニング(布団1枚3000〜5000円)の3分の1〜5分の1。
掛け布団+敷き布団の2枚を一度に洗う場合。洗濯800円+乾燥600円=1400円。2枚で1400円。クリーニングなら2枚で6000〜10000円。差額は4600〜8600円。この差額で発泡酒が34〜64本買える。
「布団以外」にコインランドリーで洗うべきもの
コインランドリーは「布団専用」ではない。自宅の洗濯機では洗いにくい「大物」を洗うのに最適。
毛布。自宅の洗濯機に入る場合もあるが、コインランドリーの大型機で洗えばふっくら仕上がる。洗濯+乾燥で600〜1000円。カーテン。自宅の洗濯機でも洗えるが「乾燥が難しい」。コインランドリーの乾燥機なら30分でパリッと乾く。しわも伸びる。洗濯+乾燥で500〜800円。ラグ・カーペット。自宅の洗濯機には入らない。コインランドリーの大型機なら洗える。洗濯+乾燥で800〜1200円。
「靴」も洗えるコインランドリーがある。靴専用の洗濯機(1回200〜300円)で運動靴を丸洗い。乾燥機(1回100〜200円)で乾かす。合計300〜500円。スニーカーが新品同様に復活する。
コインランドリーの「最適な利用頻度」
布団の丸洗い。年2回(春と秋)。シーズンの変わり目に洗う。冬の布団を春にしまう前に洗う。夏の布団を秋にしまう前に洗う。年2回×1000円=年間2000円。クリーニングの年間6000〜10000円と比較して4000〜8000円の節約。
毛布。年2回(布団と同じタイミングで)。カーテン。年2回(3月と9月。季節の変わり目で)。靴。月1回(汚れが目立ったとき)。
年間のコインランドリー費用。布団2000円+毛布1600円+カーテン1200円+靴4800円=年間9600円。月あたり800円。「清潔な寝具・カーテン・靴」が月800円で維持できる。
コインランドリーの「マナー」と「注意点」
マナー1は「洗濯・乾燥が終わったらすぐに取り出す」。放置すると他の利用者が使えない。タイマーをスマートフォンにセットして、終了時間に戻る。マナー2は「機械の中にゴミを残さない」。使用後に機械の中を確認し、髪の毛やホコリがあれば拭き取る。マナー3は「両替機の小銭を独占しない」。100円玉が必要。事前に用意しておく。
注意点1は「色落ちするものは分けて洗う」。新品のジーンズと白いシーツを一緒に洗うと、シーツが青く染まる。注意点2は「乾燥機に入れてはいけないもの」を確認する。ゴム製品、ウレタン素材、装飾品がついた衣類。これらは高温で溶ける・縮む・壊れる可能性。注意点3は「貴重品は持ち歩く」。コインランドリーに荷物を置いて外出する場合、貴重品は身につける。
まとめ——「1000円で最高の眠りを買う」
コインランドリーで布団を丸洗いする。1000円。所要時間90分(洗濯40分+乾燥50分)。この1000円と90分で「洗いたてのふかふかの布団」が手に入る。ふかふかの布団で眠る夜は「人生で最高の夜」の一つだ。3年間洗っていない布団で眠る夜とは、比べ物にならない。
今週末、布団を丸めてコインランドリーに行こう。1000円でダニを殲滅し、汗と皮脂を洗い流し、ふかふかの布団を取り戻す。帰宅して布団をセットする。「今夜の眠りは最高だ」。1000円の投資が「8時間の最高の睡眠」に変わる。睡眠の質は翌日のパフォーマンスに直結する。1000円で翌日のパフォーマンスが上がるなら、もやし炒め33食分の価値はある。
このエッセイは、就職氷河期世代のひとりの個人的な記憶と感想に基づいています。

