はじめに——「初婚×初婚」にこだわると出会いの90%を捨てている
45歳。婚活市場で「初婚の45歳男性」が「初婚の同年代女性」と出会う確率は——低い。なぜか。40代女性の未婚率は約20%。つまり「40代女性の80%は結婚経験がある」。この80%のうち「離婚して再び独身になった女性(バツイチ)」が——「再婚市場」を形成している。「初婚の女性だけ」を探すと「20%のパイ」の中で戦うことになる。「再婚も視野に入れる」と「80%のパイ」が加わる。「出会いの母数が5倍に増える」。婚活の成功確率は「母数の大きさ」に比例する。「母数を5倍にする」のは「いいねの数を5倍にする」のと同じ効果。0円で。「再婚市場に目を向ける」だけで。
第1章 「バツイチの相手」と出会うメリット5つ
メリット1は「結婚生活の経験がある」。「一度結婚して、一度失敗した人」は「結婚生活で何が大切かを知っている」。「初婚同士」は「二人とも手探り」。「一方に経験がある」のは「登山で一人がガイド経験者」のようなもの。「経験者がリードしてくれる安心感」。自分は「結婚経験ゼロ」。「経験者のパートナー」がいれば「結婚生活の学習コスト」が大幅に下がる。
メリット2は「スペックへの期待値が低い」。「一度失敗した経験」から「相手に完璧を求めなくなっている」場合が多い。「年収600万円以上」「イケメン」「高学歴」の条件を——「一度目の結婚で重視して失敗した」人は「二度目は人柄重視」になりやすい。「人柄重視=手取り16万円でも勝負できる土俵」。
メリット3は「お互いに『完璧でなくていい』の合意ができやすい」。自分は「初婚・45歳・手取り16万円」で「完璧ではない」。バツイチの相手も「離婚歴がある」で「完璧ではない」。「お互いに完璧ではない」ことを「最初から認め合える関係」。「完璧でない者同士の連帯」。これは「氷河期世代の371万人の連帯」と同じ構造。「不完全さを共有する絆」。
メリット4は「生活力がある場合が多い」。「一度結婚して一度離婚した人」は「一人暮らしの経験」+「結婚生活の経験」の両方を持っている。「家事ができる」「お金の管理ができる」「生活のリズムが確立されている」。「生活力がある相手」は「共働き生活設計」(別稿参照)がスムーズに進む。
メリット5は「子どもがいる場合のメリット」。バツイチの相手に子どもがいる場合。「45歳で子どもを持てる可能性」。自分が子どもを作る年齢的なリミットを考えると「相手の連れ子を育てる」選択肢は「子どもがいる人生を経験できる」貴重な機会。ただし「子育ての費用」が発生するため「経済的な負担」が増える。「手取り16万円×2で子育ては可能か」の計算は慎重に行う必要がある。
第2章 「バツイチの相手」と出会う方法
方法1は「マリッシュ」。「再婚・中高年向け」を謳うマッチングアプリ。月額3400円。利用者の多くが「バツイチ」または「バツイチに理解がある人」。「バツイチであることがハンデにならない環境」。自分は「初婚」だが「バツイチに理解がある初婚の男性」として登録できる。「バツイチに理解がある=器が大きい=好印象」。
方法2は「自治体の婚活イベント」。自治体主催の婚活イベントには「バツイチの参加者」も含まれる(「初婚限定」のイベントは少ない)。「バツイチかどうか」は「プロフィールカードに書いてある場合」と「書いていない場合」がある。「書いていない場合は会話の中で自然にわかる」。方法3は「趣味のサークル」(趣味つながり婚活参照)。料理教室、読書会、ハイキングサークル。これらの場では「婚歴」を気にせず自然に出会える。「バツイチかどうか」は「知り合ってから自然にわかること」であり「最初の条件として設定する必要がない」。
第3章 「バツイチの相手」に対する偏見を捨てる
偏見1は「離婚した人は問題がある」。反論:離婚の原因は「個人の問題」だけではない。「価値観の不一致」「DV」「不倫(相手側の)」「経済的な問題」。「被害者として離婚した人」も多い。「離婚した=問題がある」は「短絡的な判断」。偏見2は「バツイチは二番目の選択肢」。反論:「二番目」ではなく「別の選択肢」。「初婚の人が自分に合うとは限らない」。「バツイチの人のほうが自分に合うかもしれない」。「合うかどうか」は「婚歴」ではなく「人柄と相性」で決まる。
偏見3は「子連れ再婚は大変」。反論:大変なのは事実。だが「大変=不幸」ではない。「大変だが充実している」可能性。「子どもがいる生活」は「子どもがいない生活」とは「別の幸福の形」。「手取り16万円で子育ては無理」と思うかもしれないが「共働き+児童手当+各種支援制度」を活用すれば「不可能ではない」。ただし「慎重な計算」が必要(共働き生活設計参照の応用版)。
第4章 「再婚市場」での自分の「売り」——初婚45歳のアドバンテージ
再婚市場での「初婚の45歳男性」のポジション。「初婚」であることは「再婚市場ではむしろアドバンテージ」になる場合がある。なぜか。「離婚経験がない=穏やかな性格かもしれない」「離婚経験がない=堅実な人かもしれない」の期待。「初婚」の「クリーンなイメージ」が「再婚市場では希少価値」。
もう一つのアドバンテージは「一人暮らし23年間の生活力」。「料理ができる」「家計管理ができる」「一人で生きていける自立心がある」。バツイチの女性が「前の結婚で嫌だったこと」のトップは「相手が家事をしなかった」「相手にお金の管理能力がなかった」とされる。「家事ができて、お金の管理ができる男」は——「前の結婚の反省を活かした相手」として「最適」。「もやし炒め120バリエーション+封筒管理法+NISA90万円」。このスペックは「初婚市場」では「弱い」が「再婚市場」では「強い」。「市場を変えれば強みが変わる」。もやし炒めを「高級レストランのメニュー」に載せれば場違いだが「家庭料理の定番」として出せば「最強」。「自分が輝ける市場を選ぶ」のが戦略の本質。
第5章 「再婚相手との距離感」——前の結婚の話をどう扱うか
バツイチの相手と交際する場合「前の結婚の話」は避けて通れない。「なぜ離婚したのか」「前のパートナーとはどんな関係だったのか」「子どもはいるのか」。これらの話題を「どう扱うか」が「関係の質」を決める。
ルール1は「自分から聞かない。相手が話してくれるのを待つ」。「前の結婚のこと、聞いてもいいですか?」は——「聞く側の好奇心」であり「相手のためではない」。「相手が話したいタイミングで話してくれるのを待つ」。「待つ技術」(別稿参照)の応用。ルール2は「前のパートナーの悪口に同調しない」。相手が「前の夫は○○で最悪だった」と言っても「それはひどいですね」の共感は良いが「本当にダメな人ですね」の同調はNG。「悪口に同調する人=将来自分のことも悪く言う人」の印象を与えるリスク。ルール3は「比較しない」。「前のパートナーと比べてどうですか?」は最悪の質問。「比較」は「前の関係の延長線上に自分を置く」行為であり「新しい関係の出発点に立っていない」印象を与える。ルール4は「子どもがいる場合は子どもを最優先にする覚悟を持つ」。「パートナー+子ども」がセットで来る。「子どもは要らないが、パートナーは欲しい」は通用しない。「子どもを含めて受け入れるか、受け入れないか」の判断。
結論——「再婚市場」は「もやし炒めの半額シール」と同じ
スーパーの「半額シール」(半額シール研究参照)。「半額=品質が悪い」ではない。「タイミングが違うだけで、中身は同じ」。再婚市場も同じ。「バツイチ=品質が悪い」ではない。「タイミングが違うだけで、中身(人柄・能力・魅力)は同じ」。「半額シールのもやし」で作ったもやし炒めは「定価のもやし」で作ったものと「味は同じ」。「再婚市場で出会った人」と「初婚市場で出会った人」の「幸福度は同じ」。むしろ「半額シール=経験を積んだ分だけ美味い」可能性すらある。「再婚市場を視野に入れる」だけで「出会いのパイが5倍に」。もやし炒めの材料を「1つのスーパー」だけでなく「3つのスーパー」で探せば「半額シールに出会う確率が3倍に」。「市場を広げる=確率を上げる」。シンプルだが最も効果的な婚活戦略。
このエッセイは、就職氷河期世代のひとりの個人的な記憶と感想に基づいています。

