- はじめに──なぜ今、ようこりんなのか
- 第1章 ようこりんとは何者か──プロフィールと人物像
- 第2章 投資家への道──始まりからリーマンショックの試練まで
- 第3章 投資哲学の核心──バリュー投資×株主優待のハイブリッド戦略
- 第4章 ようこりん流・銘柄選びの具体的手法
- 第5章 テクニカル分析の活用法
- 第6章 株主総会への参加と「オーナー視点」の徹底
- 第7章 暴落時の戦略──ナンピンと心理的耐性
- 第8章 株主優待投資の真髄
- 第9章 失敗から学ぶ──ようこりんが教えてくれる「教訓」
- 第10章 ようこりんの著書から学ぶ投資の基本
- 第11章 メディアでの発信活動
- 第12章 他の有名投資家との比較分析
- 第13章 ようこりんが教える「投資を始める人へのアドバイス」
- 第14章 ようこりん哲学の現代的意義
- 第15章 ようこりんから学べる「人生哲学」
- 第16章 ようこりん流投資のチェックリスト
- 第17章 ようこりん流投資が問いかけるもの
- 第18章 これからのようこりん──未来への展望
- おわりに──ようこりんが私たちに教えてくれること
- 参考資料・一次情報源
- 注意事項
はじめに──なぜ今、ようこりんなのか
株式投資の世界には、テスタさんや桐谷広人さん、cisさんなど、多くの有名投資家が存在します。けれども、その中で「ようこりん」という名前を聞いたことがある方は、もしかするとそれほど多くないかもしれません。
しかし、私がようこりんさんという投資家を独自に分析していて感じるのは、「この方は、日本の個人投資家にとって、もっとも参考にすべき一人ではないか」ということなのです。
なぜそう感じるのか。理由は明確です。ようこりんさんは、特別な才能や巨額の元手、専門知識を持っていたわけではありません。愛知県に住む、ごく普通の主婦が、2005年に株式投資を始めて、地道に資産を積み上げ、最終的に1億8000万円超の資産を築いたという、極めて再現性の高い実例なのです。
そして何より、ようこりんさんの投資手法には「派手さ」がありません。デイトレードで一発当てたわけでもなく、テンバガー(10倍株)を引き当てて億り人になったわけでもない。割安な株を、地道に、コツコツと買い集め、株主優待と配当をもらいながら、何年も保有する。それを繰り返してきただけなのです。
けれども、その「派手さのなさ」こそが、私たち一般の個人投資家にとっては、もっとも実践しやすく、再現可能な手法だと言えるのではないでしょうか。
本記事では、ようこりんさんの投資哲学を、複数の一次情報をもとに徹底的に分析していきます。インタビュー記事、著書、ブログ「ほんわかようこりん」、各種メディア出演での発言など、ありとあらゆる情報源から、ようこりんさんという投資家の本質を浮き彫りにしていきたいと思います。
そして、ただ事実を並べるだけではなく、私自身の独自の視点から、「なぜようこりん流が機能するのか」「現代の投資環境において、この哲学はどう活かせるのか」を考察していきます。
10万字を超える長い記事になりますが、最後までお付き合いいただければ幸いです。きっと、あなたの投資スタイルを見つめ直す、よい機会になるはずです。
第1章 ようこりんとは何者か──プロフィールと人物像
1-1. 基本プロフィール
まず、ようこりんさんとは一体どんな人物なのか、基本的なプロフィールから整理していきましょう。
【プロフィール概要】
- 名前:ようこりん(ハンドルネーム)
- 居住地:愛知県(東京にもセカンドハウスを所有)
- 職業:専業主婦(投資家としても活動)
- 投資歴:2005年12月開始、現在20年以上
- 保有銘柄:株主優待銘柄を中心に約400銘柄超
- 総資産:1億8000万円超(2025年時点)
- ブログ:アメーバブログ「ほんわかようこりん」(ほぼ毎日更新)
- 著書:『手堅く稼ぐ主婦投資家が教える おいしく始める株投資』(2020年出版)
サンワード証券のセミナー紹介ページによれば、ようこりんさんは「2005年12月、株式投資の本と出会い優待に興味を持つ。市役所で毎日新聞・日経新聞・工業新聞・商業新聞を閲覧し、中日新聞は特に広告に注目する。リーマンショックで大損をし、それをきっかけにチャートの勉強を始める。トヨタの株でトレードがうまくいき、損を取り返しながら、優待にシフトしていく。主婦業の傍ら、投資で1億5000万以上の資産を築く」と紹介されています。
愛知県という土地柄、トヨタ自動車のお膝元で生活している点も、ようこりんさんの投資スタイルに影響を与えていると私は分析しています。地元の優良企業を肌で感じ、その企業文化や強さを体感的に理解できる環境にあったことが、後の投資判断にプラスに働いた面があったのではないでしょうか。
1-2. なぜ「優待投資家」と呼ばれるのか
ようこりんさんが世間で広く知られるようになったのは、保有する株主優待銘柄の多さです。日経新聞のポッドキャスト「マネーのとびら」では、日経マネー発行人の大口克人さんが「日本一番有名な優待投資家といえば元プロ棋士の桐谷広人さんでしょうが、ようこりんさんは彼に次いで2番目くらいじゃないですかね」と紹介しています。
ようこりんさんは、株主優待銘柄だけで約400銘柄を保有しており、自宅には優待品を保管する専用の「優待部屋」まで存在するそうです。日経新聞の記事によれば、「もともとは届いた優待品を一時入れておくとか、タカラトミーの株主限定のオリジナルリカちゃん人形を飾っておく部屋だったんですが、優待品があまりにもたくさん来るので人にあげても使い切れず、今では倉庫のようになってしまいました」と本人が語っています。
家族の分も含めると、年間に届く優待品は1000個を超えるとのこと。これは、もはや「優待投資家」というより「優待生活者」と呼ぶべきレベルの規模感です。
1-3. しかし「優待だけ」の投資家ではない
ここで、私が独自に重要だと考えるポイントを指摘しておきます。
ようこりんさんは、メディアでは「優待投資家」として紹介されることが多いのですが、本人はそのことに少し違和感を覚えているようなのです。
楽天証券「トウシル」のインタビューで、ようこりんさんはこう語っています。「私、『優待投資家』とよく言われるのですが、優待専門というわけではないんですよ。優待株だけで資産を築いたわけではないですし」と。
また、日経新聞の記事でも、「本当は優待品は2番目で、私が好きなのは株式会社。日本人なので、株式投資で日本企業を応援したいんです」と発言されています。
この発言は、私から見ると非常に示唆的です。
つまり、ようこりんさんの投資哲学の根底にあるのは、単なる「優待をもらうこと」ではなく、「企業そのものへの愛情と理解」だということです。優待は結果として手に入る「おまけ」のようなものであり、本質は「企業を選び、応援する」ことにあるのです。
これは、世界的投資家ウォーレン・バフェットが「自分が理解できないビジネスには投資しない」と語っているのと、本質的には同じスタンスだと私は分析しています。
1-4. 「ほんわか」というキャラクターと「下げ相場に強い」勝負師の顔
ようこりんさんのブログタイトルは「ほんわかようこりん」です。文体も非常に親しみやすく、まるで近所の主婦の方とお茶を飲みながら株の話をしているかのような、温かい雰囲気が漂っています。
しかし、楽天証券「トウシル」のインタビュー記事では、ようこりんさんのことを「『ほんわか』優待投資家より勝負師タイプ?」と表現しています。「『ほんわか優待投資家』ではない、もう一つの『下げ相場に強い投資家』としての顔も持っています。心臓を握られるような局面を何度も乗り越え、約1億5,000万円の資産を築いてきた」と紹介されているのです。
つまり、ようこりんさんは「優しいおばさん」ではなく、相場の修羅場をくぐり抜けてきた「百戦錬磨の投資家」なのです。表面的な「ほんわか」さに惑わされて、その投資哲学を軽く見ると、本質を見誤ってしまうことになります。
私が分析するに、この「ほんわかさ」と「勝負師の鋭さ」の二面性こそが、ようこりんさんの最大の魅力であり、強さの源泉なのではないかと考えます。普段は柔らかく親しみやすい雰囲気でいながら、いざという時には冷静かつ大胆に動ける。この振れ幅の大きさが、投資の世界では非常に強力な武器になるのです。
1-5. 名古屋という地理的特性と投資スタイル
ようこりんさんは愛知県(名古屋圏)に住んでいます。これは、東京や大阪と比べると、東京の機関投資家や有名個人投資家との物理的距離があるということを意味します。
しかし、ようこりんさんは2019年に東京にもセカンドハウスを購入しています。理由は「東京近郊で行われる株主総会に出席するため」です。
この「わざわざ家を買ってまで株主総会に行く」という行動が、ようこりんさんの投資哲学を象徴していると私は考えます。普通の投資家は、株主総会には行きません。せいぜい、年に1〜2回、自分が大量に保有する銘柄の総会に顔を出す程度です。
しかし、ようこりんさんは違います。「いいと思った時には総会の最中にその会社の株を買い増したこともあります」と発言されているように、株主総会の場で経営者の話を聞き、それで判断を変えるほど、企業との対話を重視しているのです。
名古屋にいながら、東京に家を構えてまで企業と対話する姿勢。これは、ようこりんさんの「企業を深く知りたい」「経営者の生の声を聞きたい」という強烈な好奇心と、徹底した投資への真剣さの現れだと言えるでしょう。
第2章 投資家への道──始まりからリーマンショックの試練まで
2-1. すべては「友人の勧め」から始まった
ようこりんさんが投資を始めたのは、2005年12月のことでした。実は、最初に投資した銘柄は、株主優待目的ではありませんでした。
楽天証券「トウシル」のインタビューで、ようこりんさんは次のように語っています。
「もう20年ほど前のことですが、友人に『日本金銭機械(6418)という貨幣製造会社の株が上がるだろうから買ってみたら』と勧められたんです。その頃、500円玉が新しくなるという話があったので。それで、証券口座を開設し、少しだけ買ってみました」
つまり、最初のきっかけは、株主優待でもバリュー投資でもなく、極めて単純な「テーマ株」のような購入だったのです。「500円玉が新しくなる」というニュースから、貨幣製造会社が儲かるだろうという、いわばニュース連想ゲームのようなものでした。
そして、その読みは見事に当たります。「すると、友人が言った通り株価が上昇して、かなり稼がせてもらったのです」とようこりんさんは振り返っています。
ここで興味深いのは、購入した日本金銭機械が「たまたま」株主優待銘柄だったということです。ようこりんさん本人は「カタログギフトが年に一度届くのが不思議でしょうがなかったんです(笑)。後で、これが株主優待だったのかと知ったんです」と語っています。
つまり、ようこりんさんと株主優待の出会いは、計算されたものではなく、まったくの偶然だったのです。けれども、この偶然の出会いが、後の投資人生を大きく形作っていくことになります。
2-2. 元手1000万円という「主婦の意地」
ようこりんさんが投資を始めた時の元手は、約1000万円だったとされています。これは「親の相続と、生活をやりくりして貯めたお金」だったそうです。
私はこの数字に、深い意味を感じます。
1000万円というのは、決して少なくない金額です。むしろ、専業主婦が「家計とは別に」貯められる金額としては、相当な額だと言えるでしょう。これは、ようこりんさんが投資を始める前から、すでに「お金を貯める力」「節約する力」「家計を管理する力」を持っていたことを示しています。
投資で資産を築くためには、まず「種銭」を作る力が必要です。投資の達人になるよりも先に、「家計管理の達人」になっておくこと。これが、ようこりんさんの投資成功の隠れた土台だと、私は分析しています。
世間では「投資で億り人になる」というキラキラした側面ばかりが強調されますが、その手前には地道な節約と貯蓄があるのです。ようこりんさんは、本人がブログでよく語るように、優待でお米や食事券をもらって生活費を浮かせる工夫を続けています。投資の前後で、「お金を大切にする」という根本姿勢が一貫しているのです。
2-3. 主婦の市役所通いと情報収集
サンワード証券のセミナー紹介ページに、興味深い記述があります。それは「市役所で毎日新聞・日経新聞・工業新聞・商業新聞を閲覧し、中日新聞は特に広告に注目する」というものです。
これは、いまの時代から見ると、相当に古典的な情報収集の方法に見えます。ネットでサクッと情報を得るのではなく、市役所までわざわざ足を運び、複数の新聞を読み比べていたのです。
私がここで注目するのは、「複数の新聞」を読んでいたという点です。日経新聞だけでなく、毎日新聞、工業新聞、商業新聞、そして地元の中日新聞。それぞれ視点や扱う情報が異なる媒体を、横断的に読んでいたわけです。
これは、現代の投資家にも通じる教訓を含んでいます。ネット上にはあふれるほどの情報がありますが、ともすると「自分が見たい情報」「自分の意見に賛同する情報」ばかりを集めてしまいがちです。情報源を意識的に多様化することの重要性を、ようこりんさんはアナログな時代から実践していたわけです。
しかも「中日新聞は特に広告に注目する」というのが面白い。広告というのは、企業のIRや決算情報よりも、ある意味でリアルな「企業の動き」を示すものです。新商品の広告、決算前の業績アピール広告、人材募集の広告……。広告に注目することで、企業の「今」が見えてくるのです。
このような「アナログな手間」を惜しまない姿勢が、ようこりんさんの情報収集力の根幹にあるのだと私は考えます。
2-4. 2008年、リーマンショックの直撃
ようこりんさんが投資を始めて約3年。順調に1200万円まで増やしていた資産が、2008年のリーマンショックによって一気に崩壊します。
楽天証券「トウシル」のインタビューで、ようこりんさんは当時を振り返って、こう語っています。
「でも、最初だけだったんですよ。この勢いで2倍、3倍に増やすぞと息巻いていたら、リーマン・ショックがきて、どん底に突き落とされました。当時を経験した人ならわかると思いますが、毎日ものすごい勢いで資産が目減りして、生きた心地がしなかったですね」
別の記事(マネーフォワード「MONEY PLUS」での連載)では、「2009年のリーマンショックの時は資産がほぼ6割に減りました」と本人が記しています。1200万円が、最終的に700万円程度まで減ったということです。
この体験は、ようこりんさんに大きなトラウマを残しました。同時に、それは投資家としての覚醒のきっかけにもなりました。
「リーマンショックで大損をし、それをきっかけにチャートの勉強を始める」とサンワード証券のプロフィールにも書かれているように、ようこりんさんはこの大損失をきっかけに、テクニカル分析の勉強を本格的に始めたのです。
2-5. 失敗から何を学んだか──私の分析
ここで、私自身の独自の視点で、ようこりんさんの「リーマンショック体験」を分析してみたいと思います。
多くの個人投資家は、大暴落で資産を半減させると、そのまま市場から退場してしまいます。あるいは、トラウマから「もう株はやらない」と決めてしまう人も少なくありません。
しかし、ようこりんさんは違いました。退場するどころか、「もっと勉強しよう」と、より深くマーケットに向き合うことを選んだのです。
この「失敗を学習機会に変える力」こそが、ようこりんさんの真の強みなのではないでしょうか。
そして、リーマンショックの体験は、後の投資哲学に決定的な影響を与えました。
第一に、「相場が悪いとき、いかに立ち回るかが大事」という相場観。これは、楽天証券「トウシル」のインタビューでも明言されています。
第二に、「割安な銘柄を仕込む」という考え方。リーマンショックで暴落した株を、底値圏で買えなかった反省から、「次の暴落では、割安な時に仕込む」という姿勢が形成されたと私は分析します。
第三に、「ナンピン買いを恐れない」という姿勢。下落時に買い増しすることで、平均取得単価を下げる戦術を、ようこりんさんは積極的に活用しています。これも、リーマンショックの教訓から生まれた手法だと言えるでしょう。
ブログ「ほんわかようこりん」では、相場が大きく下げた日に「ナンピンとか買いましたが安い時に買うのは賛成です」と書いていることがあります。これは、暴落を恐れず、むしろチャンスと捉える姿勢の表れです。
2-6. トヨタ株での復活劇
リーマンショックで700万円まで減らした資産を、ようこりんさんはどうやって取り戻したのでしょうか。
ここで活躍したのが、地元・愛知県の代表企業、トヨタ自動車の株でした。
「ようこりん 700万円まで減った資金を3,000万円に増やしたのは、トレーディングの成果です。毎日チャートを見ながら、必死の思いで増やしました」と楽天証券「トウシル」のインタビューで本人が語っています。
つまり、ようこりんさんは「ほんわか優待投資家」のイメージとは裏腹に、実は本格的なトレードによって資産を倍以上に増やしているのです。
ここで重要なのは、トヨタという「自分がよく知っている地元企業」を選んだという点だと、私は分析します。愛知県在住のようこりんさんにとって、トヨタは身近な存在であり、業績の動向、新型車の発売、海外展開のニュース、為替の影響など、肌感覚で理解できる企業だったはずです。
「自分がよく知っているものに投資する」というのは、ピーター・リンチをはじめとする多くの著名投資家が説いてきた鉄則です。ようこりんさんは、リーマンショック後の復活期に、無意識のうちにこの鉄則を実践していたのです。
そして、トヨタでの成功体験は、ようこりんさんに「自分の知っている企業に集中投資する」という戦略の有効性を実感させたはずです。これが、後の「身近な企業の優待株を中心に選ぶ」というスタイルにつながっていくのだと考えられます。
2-7. アベノミクスの波に乗る
2012年末から始まった第二次安倍政権による「アベノミクス」相場。これは、日本の個人投資家にとって、千載一遇のチャンスでした。
ようこりんさんも、この波に乗ることができた一人です。
「2013年といえば、ちょうどアベノミクスが始まった年ですね」「そうです。だから、アベノミクスの波に乗れたのが大きかったと思います。でも、それだけでなく優待銘柄を集中的に買ったのもよかったと思っています」と楽天証券「トウシル」のインタビューで語っています。
2015年の終わりには、ついに資産が1億円に到達。リーマンショックで700万円まで減った資産を、約7年で1億円まで増やしたのです。これは、年率にすると約50%という驚異的なリターンになります。
もちろん、アベノミクスという追い風があったからこそ可能だった面はあります。しかし、それでも、リーマンショックで挫折せずに継続し、トヨタでトレード力を身につけ、優待株にシフトしてさらに成績を伸ばしたという、戦略の積み重ねがあってこその成果なのです。
2-8. 2014年の税制変更を予測した戦略転換
ようこりんさんが2012〜2013年頃から優待銘柄を中心に買うようになった理由は、単なる優待好きだからではありません。実は、極めて合理的な税制分析があったのです。
楽天証券「トウシル」のインタビューで、ようこりんさんは次のように語っています。
「当時、株式の配当に対する税金は10%ちょっとだったのですが、2014年以降は約20%に変更されることが決まったんです。とすると優待銘柄に人気が集中するだろうと考えました」
「配当と違い、優待品には税金がかかりません。本来は優待品も課税の対象になりますが、さほど大きい金額でないこともあって、事実上、課税されていないんです。これをメリットだと考える人が増えるはずだと」
この分析は、極めて鋭いものです。
配当に対する税率が約2倍になるということは、配当の手取り額が大きく減るということを意味します。すると、税金がかからない(あるいは事実上かからない)株主優待の魅力が相対的に高まる。だから、優待銘柄に資金が流入して株価が上がるだろう、と。
この「税制変更を先読みする」という発想は、私たち個人投資家がなかなか持ちにくい視点です。多くの個人投資家は、目先の株価チャートや決算情報、テーマ性に目を奪われがちで、税制という「ルールの変更」が市場全体に与える影響まで考えることは少ないと思います。
しかし、ようこりんさんは、ルールが変われば人々の行動が変わり、それが市場価格に反映される、という連鎖を読み取って、先回りして優待銘柄を仕込んだのです。
これは、私が分析するに、ようこりんさんの「論理的思考力の高さ」を示す好例だと思います。「ほんわか」というキャラクターからは見えにくい、極めて戦略的な投資家の側面が、ここに表れているのです。
第3章 投資哲学の核心──バリュー投資×株主優待のハイブリッド戦略
3-1. ようこりん流の基本コンセプト
ようこりんさんの投資哲学を一言で表すなら、「バリュー投資と株主優待投資のハイブリッド」だと私は分析しています。
マネーポストWEBの記事では、ようこりんさんの投資スタイルが次のように紹介されています。「割安な銘柄を見つけて仕込み、中長期保有で配当や株主優待をもらいながら値上がりを待つ『バリュー株投資』を得意とするようこりんさん」と。
つまり、ようこりんさんの投資は、次の3つの要素から構成されているのです。
【ようこりん流の3要素】
- 割安な銘柄を見つけて仕込む(バリュー投資)
- 中長期保有する(時間軸の活用)
- 配当や株主優待をもらいながら値上がりを待つ(インカムゲイン+キャピタルゲイン)
これは、世界的に有名なバリュー投資の元祖、ベンジャミン・グレアムやウォーレン・バフェットの哲学と、本質的には同じ構造を持っています。「安く買って、長く持って、企業の成長を享受する」という、極めてシンプルかつ本質的な投資スタイルなのです。
しかし、ようこりんさんの場合、ここに「株主優待」という、日本市場ならではの要素が加わります。これが、ようこりんさんの投資哲学の独自性を生み出している要因だと、私は考えています。
3-2. なぜ「バリュー投資」を選んだのか
ようこりんさんがバリュー投資を選んだ理由は、リーマンショックの体験と無関係ではないと、私は分析しています。
リーマンショックでは、高値で買った株が一気に半値、3分の1になるという経験をされました。この時、「高値で買うことの危険性」を、骨の髄まで体感したはずです。
逆に言えば、「安く買えていれば、暴落しても被害が少ない」「むしろ、すでに安いところから買えば、上値の余地が大きい」という結論にたどり着くのは自然な流れです。
マネーポストWEBの記事で、ようこりんさんは次のように語っています。
「割安株であれば、相場が荒れても値動きは比較的穏やかで、狼狽せず静観していられる点も魅力的だという。優待や配当という『実感できるリターン』があることで、短期の値動きに一喜一憂せずに済むからだ」
これは、私が考えるに、極めて重要な指摘です。
人間というのは、心理的な動物です。株価が大きく動くと、どうしても感情に左右されます。「もっと上がるかも」と思って買い増ししたり、「もっと下がるかも」と思って投げ売りしたり。
しかし、割安な株を、しっかりとした根拠を持って買っていれば、相場が荒れても「自分の判断は間違っていない」と確信できます。さらに、優待や配当という「実物のリターン」が定期的に手元に届くことで、株価の上下動に一喜一憂しない心理的な安定が得られるのです。
これは、長期投資を成功させる上で、最も重要な要素の一つだと私は考えます。多くの個人投資家が長期投資に失敗する理由は、「途中で挫折してしまう」ことです。挫折しないためには、株価が下がっても「待てる」心理状態を作ることが必要です。割安株×優待・配当という組み合わせは、まさにこの「待てる心理状態」を作り出す装置なのです。
3-3. ようこりんが見る「割安」の具体的基準
それでは、ようこりんさんは具体的にどのような数値を見て「割安」と判断しているのでしょうか。
マネーポストWEBの記事で、ようこりんさんは次のように具体的な基準を示しています。
「優待株は安定感があるだけでなく、割安で放置されている銘柄を見つけられれば、伸びる可能性も大きい。そのきっかけとなるのが優待の新設や拡充。情報が出たら要チェックです。PER(株価収益率)やPBR(株価純資産倍率)、配当や業績、最近では営業利益率をチェックします。そうすると中には『これは買いしかない』と思える銘柄が結構あるんです」
「具体的には、PBRが1倍割れ、PERが10倍前後の銘柄に注目する。配当利回りが2%以上あれば、優待の内容次第で総合利回りが4%程度になることもあるという」
つまり、ようこりんさんの「割安判定の基準」は、おおよそ以下のようになります。
【ようこりん流・割安判定の基準】
- PBR(株価純資産倍率):1倍割れ
- PER(株価収益率):10倍前後
- 配当利回り:2%以上
- 営業利益率:高めをチェック
- 株主優待を考慮した総合利回り:4%程度を目指す
これらの数値は、いわゆる「教科書的な割安株の条件」と一致しています。けれども、ようこりんさんがすごいのは、これらの数値を機械的に当てはめるのではなく、「業績」「営業利益率」といった企業の質も同時にチェックしているという点です。
私の独自の視点で見ると、ここで「営業利益率」を最近重視するようになったというのが興味深いポイントです。PERやPBRは「割安かどうか」を測る指標ですが、営業利益率は「企業の収益力」を測る指標です。つまり、「単に安いだけ」の株ではなく、「収益力があるのに安い」株を選ぼうとしているわけです。
これは、いわゆる「バリュートラップ」(割安に見えるが、実は企業価値が劣化していて、株価がさらに下がる罠)を避けるための重要な視点です。低PER、低PBRというだけでは、その企業がジリ貧に向かっているのか、それとも一時的に評価されていないだけなのかが分かりません。営業利益率という「企業の本質的な稼ぐ力」を見ることで、本物の割安株を見極めることができるのです。
3-4. PBR1倍割れの意味──日本市場の特殊性
ここで、ようこりんさんが重視する「PBR1倍割れ」について、もう少し深く掘り下げてみましょう。
PBR(Price Book-value Ratio)は、株価が1株当たり純資産(BPS)の何倍で取引されているかを示す指標です。PBRが1倍ということは、その企業の「解散価値」と「株式市場での評価」が一致しているということです。
PBRが1倍を割れているということは、理論的には「もし今この会社が解散したら、株主は今の株価以上のお金が戻ってくる」という状態を意味します。これは、極めて異常な状態と言えます。
ニッセイ基礎研究所のレポートによれば、「日本の上場企業の半数がPBR1倍割れ」という状況が常態化しているとのこと。一方、アメリカのS&P500では、PBR1倍割れの企業はわずか3%程度しかありません。
この「日本市場のPBR1倍割れ問題」は、東京証券取引所も問題視しており、2023年には「PBR1倍割れの解消」を企業に要請しています。
ようこりんさんは、こうした日本市場の特殊性を活かし、PBR1倍割れの中から優良企業を発掘することで、安定したリターンを得ているのです。
私の独自の分析では、これは「日本市場ならではの裁定取引」と言えるのではないかと考えます。アメリカ市場では、PBR1倍割れ自体がレアなので、それだけでは投資判断にならないのですが、日本市場では半数がPBR1倍割れという「歪んだ状況」があるため、その中から優良企業を選ぶというアプローチが機能するのです。
ようこりんさんが、海外株(米国株など)よりも日本株を中心に投資していることも、この日本市場の特殊性を活かす戦略と整合的だと言えるでしょう。
3-5. 10倍株を狙わない潔さ
世の中には、「テンバガー(10倍株)を狙う」と謳う投資手法がたくさんあります。グロース株投資、小型株投資、IPO投資など、短期間で資産を何倍にも増やすことを目指す戦略です。
しかし、ようこりんさんはこうした手法にあまり手を出していません。彼女が狙っているのは、「割安な株が、適正価格まで戻る」「ついでに、優待や配当ももらえる」という、地味だけれども確実な利益です。
マネーポストWEBで、ようこりんさんは次のように語っています。
「私が探しているのは、『今は割安』の銘柄。そのため、数か月後までにすぐに伸びるということを期待しているわけではありません。優待株で選ぶならば、何年も保有する可能性を考えて、できるだけ割安の銘柄を吟味して、優待と配当をもらいながらのんびりと保有し、数年後に化けたらラッキーくらいの気持ちで臨むといいと思います」
この「数年後に化けたらラッキーくらいの気持ち」という表現が、非常に的を射ていると私は感じます。
10倍株を狙う投資は、本質的にギャンブル性が高いものです。多くの投資家が10倍株を狙っても、実際にそれを引き当てられるのはごく一部です。そして、引き当てられなかった投資家は、損失を抱えて市場から退場することになります。
一方、ようこりんさんのアプローチは、「数年保有して、配当と優待をもらいながら、少しでも値上がりすればOK」というものです。これなら、「大化け」しなくても損失にはなりにくく、心理的にも安定して継続できます。
「期待値を下げることで、心理的負担を下げ、長期継続を可能にする」──これがようこりんさん流の真髄なのです。
3-6. 「忘れろ」という格言──ガチホールド戦略
ようこりんさんのブログや発言に頻出する言葉に、「ガチホ(ガチホールド)」というものがあります。
これは、「絶対に売らずに保有し続ける」という意味の俗語で、長期投資家がよく使う言葉です。
マネーフォワード「MONEY PLUS」での連載記事で、ようこりんさんは「株価の動きだけはわかりませんが、もちろん私はガチホールドしています」と書いています。
また、マネーポストWEBの記事では「『買って忘れろ』という投資の格言があるように、優良企業なら長期保有して優待を楽しむのもひとつの手です」と語っています。
「買って忘れろ」というのは、英語の “Buy and Forget” という投資格言の日本語訳です。これは、「いったん優良企業の株を買ったら、日々の値動きに一喜一憂せず、忘れたつもりで保有し続けなさい」という意味です。
私の分析では、この「忘れる」という行為は、現代の投資家にとって最も難しいことの一つだと思います。なぜなら、スマホひとつで24時間株価がチェックできてしまう環境にいるからです。
ようこりんさんは、毎日ブログを更新している活発な投資家ですが、それでもメインの保有銘柄については「ガチホール」を貫いています。日々の売買を楽しみつつも、コアとなる長期保有銘柄には手を出さない。この「軸を持つこと」が、長期投資成功の秘訣なのです。
3-7. 「相場が悪いときの立ち回り」──逆張りの極意
ようこりんさんのもう一つの大きな哲学が、「相場が悪いとき、いかに立ち回るかが大事」というものです。
楽天証券「トウシル」のインタビューで、彼女はこう語っています。
「ようこりん まあ、そうですね。ただ、あんなにいい時代はそうはないですからね。そういう意味では、相場が悪いとき、いかに立ち回るかが大事だと私は思います」
「相場が悪いとき」というのは、暴落時のことを指しています。多くの投資家は、暴落時にパニックになり、投げ売りをしてしまいます。あるいは、市場から目を背けて、何もしない(できない)状態になってしまいます。
しかし、ようこりんさんは、暴落時こそチャンスと捉えています。
「昨日、今日と日経は爆下げ!私も結構、ナンピンとか買いましたが安い時に買うのは賛成です」(ブログ「ほんわかようこりん」より)
「これ以上下がれば喜んでナンピン買いします」(マネーポストWEB記事のタイトルより)
このような発言からも分かるように、ようこりんさんは下げ相場をむしろ歓迎しています。
なぜなら、下げ相場こそが、「いい銘柄を安く買える、年に数回しかないチャンス」だからです。
この逆張りの姿勢は、口で言うのは簡単ですが、実際に行うのは非常に難しいものです。市場全体が悲観に染まっている時に、「いやいや、これはチャンスだ」と冷静に判断し、お金を投入できる人は、ごくわずかです。
私の分析では、ようこりんさんが暴落時に冷静でいられる理由は、3つあると考えます。
第1の理由:リーマンショックを経験している 本当の地獄を見たことのある投資家は、その後の暴落をある程度「マシ」と捉えられるようになります。「リーマンより酷い暴落はそうそうない」という心の余裕が、冷静さを生むのです。
第2の理由:もともと割安な株を保有している 最初から割安なところで買っているので、暴落しても下値余地が限定的です。そのため、心理的余裕を持って買い増しに動けます。
第3の理由:優待と配当という「実感できるリターン」がある 株価が下がっても、優待品はちゃんと届きます。配当も入ってきます。この「目に見えるリターン」が、心の支えになるのです。
3-8. 「日本企業を応援したい」というナショナリズム
最後に、ようこりんさんの投資哲学を語る上で欠かせない要素として、「日本企業を応援したい」という思想があります。
日経新聞のインタビューで、ようこりんさんは「本当は優待品は2番目で、私が好きなのは株式会社。日本人なので、株式投資で日本企業を応援したいんです」と語っています。
これは、単なる愛国心ではなく、投資哲学として極めて重要な意味を持っていると私は考えます。
第一に、「自分が応援したい企業に投資する」という姿勢は、長期保有を可能にします。単なる利益追求の対象として企業を見ていると、ちょっと業績が悪化しただけで売りたくなります。しかし、「この会社を応援したい」「この会社が日本のために頑張ってほしい」という思いがあれば、多少の業績悪化があっても、「もう少し見守ろう」と思えるのです。
第二に、「企業のオーナー意識」を強化します。株主は、本来、企業のオーナーです。しかし、現代の個人投資家の多くは、株を「単なる金融商品」として扱っていて、自分がその企業のオーナーであるという意識が薄れています。ようこりんさんの「日本企業を応援したい」という言葉には、まさにこの「オーナー意識」が表れているのです。
第三に、「企業の長期的成長を信じる」という姿勢を生みます。短期的な株価の上下動ではなく、「この企業は、長期的には日本経済とともに成長していくはずだ」という信念があるからこそ、長期保有が可能になるのです。
これは、ウォーレン・バフェットがよく語る「アメリカという国に賭ける」という思想と、構造的には同じです。バフェットはアメリカ企業の長期的成長を信じて投資し続け、世界一の投資家になりました。ようこりんさんは、日本企業の長期的可能性を信じて、地道に資産を築いてきたのです。
第4章 ようこりん流・銘柄選びの具体的手法
4-1. 銘柄選びの全体プロセス
ようこりんさんは、どのようなプロセスで銘柄を選んでいるのでしょうか。複数の一次情報から、私は以下のような流れを整理しました。
【ようこりん流・銘柄選びの基本プロセス】
- マクロ環境を見る:相場全体、為替、金利、政策の動向をチェック
- 「違和感」を感じるセクターを探す:他のセクターが上がっているのに、なぜか下がっているセクターに注目
- 割安銘柄を抽出:PER、PBR、配当利回りで一次スクリーニング
- 業績と財務をチェック:営業利益率、自己資本比率、業績の推移を確認
- 株主優待の内容をチェック:新設・拡充情報があれば特に注目
- 長期チャートを確認:10年、20年単位で株価水準を把握
- 企業のIRや株主総会で経営者と接触:可能であれば直接話を聞く
- 少量から購入し、必要に応じてナンピン買い
これは、私から見ると、極めて体系的なプロセスです。「ほんわか主婦が、なんとなく良さそうな株を買っている」のとは、まったく違います。
4-2. 「違和感」を感じるセクターという独自視点
ようこりんさんの銘柄選びで、特に独自性が際立つのが、「違和感のあるセクター」に注目するという視点です。
マネーポストWEBの記事で、ようこりんさんは次のように語っています。
「私の投資スタイルはバリュー投資なので、いろいろな業界の株価が右肩上がりの中で、下がりすぎている業界や銘柄はつい気になって、仕込みのタイミングをうかがいます。最近、株価が下がりすぎだな、と注目しているセクターは陸運業と化学ですね」
「市場ではぜんぜん話題にならない銘柄の中にも、実は財務内容や株主構成がしっかりしている企業もあります。そういう違和感のある企業こそ、狙い目だと私は思います」
この「違和感」という言葉が、極めて深いと私は感じます。
通常、投資家は「みんなが注目している銘柄」「ニュースで話題になっている銘柄」を追いかけがちです。しかし、そうした銘柄は、すでに織り込まれているか、過熱気味になっている可能性が高いのです。
逆に、「みんなが見過ごしている銘柄」「なぜか不当に売られている銘柄」には、本来あるべき価値と現在の価格に乖離が生じている可能性があります。この乖離こそが、バリュー投資家にとっての「お宝」なのです。
ようこりんさんが「違和感」と表現するのは、まさにこの「価格と価値の乖離」を、感覚的にも論理的にも捉えようとしているからだと、私は分析します。
4-3. グロース市場という穴場
ようこりんさんは、2026年に向けてどのような戦略を取ろうとしているのでしょうか。
マネーポストWEBの2026年1月の記事で、ようこりんさんは次のように語っています。
「2026年は『多くの投資家から忘れられているような割安な銘柄にこの先お金が回ってくるのを狙って仕込むスタイルに勝機があるのでは』と語る。最低購入価格が5万円・10万円を切る、手が出しやすい株にもチャンスが広がっていると見ている」
「ようこりんさんが参考にしているのが、成長性の高い新興企業向けの東証グロース市場の指数だ。『日経平均株価やTOPIX(東証株価指数)など様々な指標がありますが、特にグロース株のチャートを一度見てほしい。グロース株は日経平均が5万円を突破したとは思えない、軟調な値動きをしています。一方で、日経平均が下がったタイミングで、グロース市場はプラスになっていることもあります。つまり、グロース市場には、日経平均には影響を受けない、違う言い方をすれば、見過ごされているような企業がある。この中から財務や業績をみて、仕込むべき銘柄を探しています』」
この発言、極めて示唆に富んでいると私は感じます。
通常、グロース市場というのは「成長株」が集まる市場で、バリュー投資家からは敬遠されがちです。「PERが高い」「赤字企業も多い」「業績が読めない」といった理由からです。
しかし、ようこりんさんは、グロース市場を「割安で見過ごされている企業の宝庫」として捉え直しています。これは、「成長性が魅力的なのに、なぜか株価が低迷している」という、グロース市場の中の「バリュー株」を狙う戦略です。
これは、私が独自に分析するに、「コンセンサスの裏をかく」高度な戦略です。多くの投資家は「グロース市場=成長株を狙う場所」と固定観念で見ていますが、ようこりんさんは「グロース市場の中の割安株」という、誰も注目していない領域を狙っているのです。
4-4. 5万円・10万円株という「初心者でも手が出る」価格帯
ようこりんさんは、「5万円株」「10万円株」という、小口で買える銘柄を重視しています。
マネーポストWEBの2026年1月の記事では、「最低購入価格が5万円・10万円を切る、手が出しやすい株にもチャンスが広がっていると見ている」と紹介されています。
なぜ、5万円・10万円という小口株にこだわるのか。私は、3つの理由があると分析しています。
第1の理由:分散投資の容易さ 1銘柄に100万円投じるよりも、10万円ずつ10銘柄に投じる方が、リスク分散になります。ようこりんさんが400銘柄以上を保有しているのも、この分散思想の現れです。
第2の理由:心理的負担の軽減 1銘柄に大金を投じると、株価が動くたびに資産が大きく動き、心理的な負担が大きくなります。小口株であれば、心穏やかに保有し続けられます。
第3の理由:個人投資家フレンドリー ようこりんさんは、自分の経験を本やセミナーで個人投資家に伝える活動もしています。その時、「100万円持ってないと買えない株」を推奨しても、多くの読者・視聴者にとっては実践不可能です。「5万円から始められる」という入りやすさを重視しているのです。
4-5. 「営業利益率50%超」への着目
ようこりんさんが最近重視するようになった指標として、「営業利益率」があります。特に、営業利益率が50%を超えるような、極めて高収益な企業に注目しているようです。
マネーポストWEBの2026年1月の記事のタイトルにも「営業利益率50%超え」というキーワードが使われています。
営業利益率というのは、売上高に対する営業利益の割合です。これが50%を超えるというのは、極めて高収益なビジネスモデルを持っていることを意味します。
例えば、製造業の平均営業利益率は5〜10%程度です。サービス業でも10〜20%程度が多いです。営業利益率50%を超える企業というのは、参入障壁が高く、価格決定力を持ち、競争にさらされにくいビジネスを持っている証拠です。
つまり、ようこりんさんは「割安」というだけでなく、「圧倒的な収益力を持つ高収益企業の中の割安株」を狙っているのです。
これは、ウォーレン・バフェットの「経済的な堀(Economic Moat)」を持つ企業に投資するという思想と、本質的には同じです。バフェットも「価格決定力を持つ企業に投資せよ」と説いていますが、ようこりんさんもまた、その思想を実践しているわけです。
4-6. 配当利回りと優待利回りの「総合利回り」発想
ようこりんさんが好む「総合利回り」という発想も、紹介しておきましょう。
「配当利回りが2%以上あれば、優待の内容次第で総合利回りが4%程度になることもあるという」とマネーポストWEBの記事で紹介されています。
配当利回りだけ見れば2%という、決して高くない数字です。しかし、株主優待の価値を金額換算して加えると、4%以上の「実質的なリターン」になる、という発想です。
これは、優待投資家ならではの考え方です。優待というのは、現金ではないため、配当利回りには反映されません。しかし、優待品を実際に使ったり、金券として消費したりすれば、生活費の節約になります。つまり、実質的には現金と同等の価値を持つわけです。
「総合利回り4%」という数字は、長期投資においては非常に重要です。なぜなら、もし株価が10年間まったく変動しなかったとしても、年4%のリターンが積み上がれば、10年で約48%のリターン(複利計算で約48%)になります。元手100万円なら、約148万円に増える計算です。
つまり、「株価が上がらなくても、優待と配当だけで十分なリターンが得られる」という発想です。これが、ようこりんさんの「狼狽せず保有できる」心理的安定の源泉なのです。
4-7. 業種・セクターの分散
ようこりんさんは400銘柄以上を保有しているわけですが、これは単に銘柄数が多いだけでなく、業種・セクターも幅広く分散しているはずです。
特定のセクターに集中していると、そのセクターが不振になった時に資産が一気に減ります。例えば、もし金融セクターばかり持っていれば、金融危機の時に大打撃を受けます。
しかし、ようこりんさんのように400銘柄以上を保有していれば、自然と業種も分散されます。陸運業、化学、製造業、サービス業、外食、小売り、IT、不動産、金融、医薬品など、おそらく全業種にまたがって投資していると考えられます。
このような幅広い分散投資は、リスクを大きく減らす一方で、「市場全体のリターン」に近いリターンが得られるという特徴があります。つまり、インデックス投資に近い性質を持つわけです。
ただし、ようこりんさんは、単にインデックスを買っているわけではなく、「個別に割安な銘柄」を選んでいるので、インデックスを上回るリターンを狙える可能性があるのです。
これは、いわば「アクティブ運用×分散投資」のハイブリッド戦略と言えます。
第5章 テクニカル分析の活用法
5-1. リーマンショック後に始めたチャート分析
ようこりんさんは、リーマンショックでの大損失をきっかけに、テクニカル分析(チャート分析)を本格的に学び始めました。
サンワード証券のプロフィールにも「リーマンショックで大損をし、それをきっかけにチャートの勉強を始める」と明記されています。
これは、私から見ると、非常に重要な転換点だったと思います。
ファンダメンタル分析(企業の業績や財務を分析する手法)は、企業の本質的価値を測るのに有効です。しかし、「いつ買うか」「いつ売るか」というタイミングを測るのには、必ずしも適していません。
一方、テクニカル分析は、過去の株価チャートのパターンから、今後の株価動向を予測する手法です。これは、まさに「タイミング」を測るための技術なのです。
リーマンショックで、ようこりんさんは「高値で買ってしまった」という痛い教訓を得ました。だからこそ、「次は安いところで買えるように、チャートを学ぼう」と決心したのでしょう。
5-2. 長期チャートの重要性
ようこりんさんがチャート分析で重視しているのは、「長期チャート」です。
日経新聞の記事で、ようこりんさんは次のように語っています。
「ファンダメンタルズ(経済の基礎的条件)や業容・業績を調べて長く持てる企業を選び、10年、20年といった長期のチャートで株価水準を確認した上で投資する」
10年、20年というのは、長いです。多くの個人投資家は、せいぜい3カ月から1年程度のチャートしか見ていないのではないでしょうか。
しかし、ようこりんさんは、10年、20年という長期スパンで株価を見ています。これによって、「歴史的に見て、今の株価は高いのか、安いのか」を客観的に判断できるのです。
例えば、ある銘柄が直近1年で大きく上昇していたとしても、10年単位で見れば、まだリーマンショック前の高値の半分以下、というケースもあります。逆に、直近で下がっているように見える銘柄でも、20年単位で見れば、まだバブル期の高値圏にいる、というケースもあります。
短期的な値動きに惑わされず、長期的な視点で「今の株価」を判断する。これがようこりんさん流のチャート分析の極意なのです。
5-3. ボリンジャーバンドの活用
マネーポストWEBの記事に、ようこりんさんがテクニカル分析として「ボリンジャーバンド」を活用しているという記述があります。
記事のタイトルは「億り人専業主婦・ようこりんさんが解説するテクニカル分析の判断ポイント ボリンジャーバンド」となっています。
ボリンジャーバンドというのは、株価の標準偏差を元に、株価の上限と下限を示すバンドを描く分析手法です。株価がバンドの上限に近づけば「買われすぎ」、下限に近づけば「売られすぎ」と判断します。
これは、ようこりんさんの「割安で買う」という哲学と非常に相性が良い手法です。ボリンジャーバンドの下限に近づいた時、それが「売られすぎ」のサインであれば、買い場と判断できるからです。
5-4. ロウソク足パターンの読み解き
もう一つ、ようこりんさんが活用しているテクニカル分析として、「ロウソク足のパターン」があります。
マネーポストWEBの記事タイトルに「『三川明けの明星』『三川宵の明星』などが現れたら、相場はどう変わるか」というものがあります。
「三川明けの明星」「三川宵の明星」は、ロウソク足の組み合わせパターンの一つで、相場の転換点を示すサインとされています。
「明けの明星」は、下落相場から上昇相場への転換を示すパターンです。逆に「宵の明星」は、上昇相場から下落相場への転換を示すパターンです。
ようこりんさんは、こうしたロウソク足のパターンを読み解くことで、相場のトレンド転換を察知し、売買のタイミングに活かしているのです。
5-5. ファンダメンタル×テクニカルの併用
私が独自に分析するに、ようこりんさんの強みは「ファンダメンタル分析とテクニカル分析の両方を使いこなしている」という点です。
多くの個人投資家は、どちらか一方しか使いません。「ファンダメンタル一筋」の人は、企業の業績ばかり見て、株価のタイミングを軽視しがちです。「テクニカル一筋」の人は、チャートばかり見て、企業の本質を軽視しがちです。
ようこりんさんは、両方を使うことで、それぞれの弱点を補完しています。
- ファンダメンタル分析で「何を買うか」を決める
- テクニカル分析で「いつ買うか」を決める
このアプローチは、極めて強力です。長期保有を前提としているので、テクニカル的にぴったりの底値で買えなくても、ある程度の「安いところ」で買えれば十分です。完璧な底値を狙うのではなく、「合理的に安いと判断できるタイミング」で買うのが、ようこりんさん流なのです。
第6章 株主総会への参加と「オーナー視点」の徹底
6-1. なぜ株主総会に出席するのか
ようこりんさんが、東京にセカンドハウスを購入してまで株主総会に出席する理由は何でしょうか。
楽天証券「トウシル」のプロフィールには、「東京近郊で行われる株主総会出席のため、2019年には東京に家を購入した」と明記されています。
普通に考えれば、家を買うほどの費用をかけてまで株主総会に出る必要はないと思う方が多いでしょう。1回1回の総会のためなら、ホテルに泊まる方が安上がりです。
しかし、ようこりんさんは「家を買う」という選択をしました。これは、株主総会への参加が、彼女の投資戦略の核心部分であることを示しています。
6-2. 株主総会で得られる情報の価値
株主総会で何が得られるのか。日経新聞のインタビューで、ようこりんさんは具体例を挙げています。
「キャピタルゲイン(値上がり益)を狙って集中投資もしますし、株主総会で社長の説明を聞き、いいと思った時には総会の最中にその会社の株を買い増したこともあります」
総会の最中に株を買い増す──これは、極めて積極的な投資行動です。
普通、投資家は事前に決算書やIR資料を読んで、買うかどうかを決めます。しかし、ようこりんさんは、社長の生の説明を聞いて、その場で判断を変えるほど、「経営者の話」を重視しているのです。
私が独自に分析するに、これには3つの理由があると考えます。
第1の理由:経営者の人間性が分かる 書類だけでは分からない、経営者の人間性、決断力、誠実さなどが、生の説明を聞くと伝わってきます。事業計画の数字よりも、それを語る経営者の「目」や「言葉の選び方」の方が、本質を表していることが多いのです。
第2の理由:質疑応答での率直な答え 株主総会では、株主からの質問に対して、経営者が答える時間があります。準備された答えだけでなく、想定外の質問への対応を見ることで、経営者の本当の力量が見えてきます。
第3の理由:他の株主の反応も観察できる 誰がどんな質問をしているか、何に関心があるかを観察することで、その企業を取り巻く投資家の動向も把握できます。
6-3. 個人投資家ならではのアドバンテージ
機関投資家であれば、経営者と直接面談する機会(IRミーティング)があります。しかし、個人投資家には、そのような機会はほとんどありません。
唯一の例外が、株主総会なのです。
株主総会は、1株でも保有していれば出席できる「個人投資家の特権」です。ここで経営者に直接質問できたり、経営者の語り口や姿勢を観察できたりするのは、個人投資家にとって極めて貴重な機会です。
ようこりんさんは、この機会を最大限活用しています。これは、機関投資家にはない「個人投資家ならではのアドバンテージ」を、戦略的に活かしていると言えるでしょう。
私の独自の分析では、ここに「ようこりん流」の独自性の核心があると思います。多くの個人投資家は、機関投資家を真似ようとして失敗します。しかし、ようこりんさんは、機関投資家を真似るのではなく、「個人投資家だからこそできること」を徹底的に追求しています。これが、機関投資家を上回るパフォーマンスを生み出す秘訣なのです。
6-4. オーナーとして企業を見る視点
ようこりんさんが繰り返し強調するのが、「オーナー(株主)として企業を見る」という視点です。
マネーポストWEBの記事で、彼女は次のように語っています。
「優待で手に入るサービスを受けたり、商品を手に入れたりすることで、オーナー(株主)として企業を見る視点と、消費者として体験する視点の両方を味わえます。優待を手に入れて、肌で感じて、継続するか否かを決めています。優待投資は思っている以上に奥が深い投資だと私は思っています」
「オーナー視点」と「消費者視点」の両方を持つ──これは、私が考えるに、ようこりんさんの投資哲学を象徴する最も重要な発想です。
オーナー視点:株主として、企業の収益性、財務健全性、将来性を冷静に分析する視点 消費者視点:実際にその企業の商品やサービスを使うことで、品質や使い勝手を体感する視点
この二つの視点が組み合わさることで、本当に価値のある企業かどうかを多角的に判断できるのです。
6-5. 消費者視点の威力
特に「消費者視点」の重要性について、もう少し掘り下げてみましょう。
書類の上では業績が好調に見える企業でも、実際に商品を使ってみると「これは継続的に売れないな」と感じることがあります。逆に、業績がぱっとしない企業でも、商品を使ってみると「これはすごい!」と感動することがあります。
ピーター・リンチは著書『ピーター・リンチの株式投資』で、「自分が消費者として体験して感動した企業の株を買え」と説いています。スーパーで人気の商品、行列ができるレストラン、子供がねだるおもちゃ──こうした「身近な気づき」から、優良株を発見できると説いたのです。
ようこりんさんの「消費者視点」も、これと同じ発想です。優待品として届く商品を実際に使ってみて、その品質や使い勝手を確認し、「継続するか否かを決めています」と述べています。
これは、機関投資家には絶対にできない、個人投資家ならではのアプローチです。プロのファンドマネージャーが、いちいち優待品を取り寄せて品質を確認することはありません。しかし、ようこりんさんは、家族みんなで優待品を使うことで、企業のリアルを把握しているのです。
6-6. 「実体験」を伴う投資判断
私が独自に強く感じるのは、ようこりんさんの投資判断には、常に「実体験」が伴っているということです。
例えば、ある外食企業の株を持っていれば、実際に優待券を使って食事に行きます。料理の味、店員の対応、店内の雰囲気、客の入り具合──こうしたすべてが、その企業の経営状態を物語っています。
ブログ「ほんわかようこりん」を読むと、優待で行ったレストランの感想、優待品の使い勝手、株主限定イベントの様子などが、写真付きで詳しく紹介されています。
このような「実体験ベースの投資判断」は、決算書だけを見ている投資家には絶対に得られない、生々しい情報を提供してくれます。
例えば、もし優待で行ったレストランで「最近、料理の質が落ちた」「客が少なくなった」「店員のやる気がない」と感じたら、それはその企業の経営状態が悪化している可能性を示すサインです。決算で数字に表れる前に、現場でその兆候を察知できるのです。
逆に、「料理が美味しくなった」「新メニューが好評」「店が混んでいる」と感じれば、業績好調のサインです。
このように、優待を「実地調査の手段」として活用するのが、ようこりんさん流なのです。
第7章 暴落時の戦略──ナンピンと心理的耐性
7-1. ナンピン買いの実践
ようこりんさんが暴落時に積極的に行うのが、ナンピン買いです。
ナンピン買いとは、株価が下落した時に追加で買い増しすることで、平均取得単価を下げる手法です。
ブログ「ほんわかようこりん」では、相場が大きく下げた日に、こんな発言が頻出します。
「昨日、今日と日経は爆下げ!私も結構、ナンピンとか買いましたが安い時に買うのは賛成です」 「これ以上下がれば喜んでナンピン買いします」
これらの発言から、ようこりんさんがナンピンを恐れずに、むしろ積極的に活用していることが分かります。
7-2. ナンピン買いの賛否両論
ナンピン買いについては、投資の世界では賛否両論があります。
ナンピン買い肯定派の主張:
- 良い株を、より安く買えるチャンス
- 平均取得単価が下がる
- 結果的に大きなリターンにつながる
ナンピン買い否定派の主張:
- 「落ちるナイフを掴むな」という格言通り、下落途中で買うと損失が拡大
- 損切りができず、ずるずると損失が増える
- 1銘柄に資金が集中して、リスクが増大
実は、ナンピン買いというのは、間違って使うと非常に危険な手法なのです。多くの個人投資家が、ナンピン買いで失敗しています。
7-3. なぜようこりん流のナンピンは機能するのか
では、なぜようこりんさんはナンピン買いで成功しているのでしょうか。私の独自の分析では、3つの理由があると考えます。
第1の理由:もともと割安な銘柄しか買っていない
ようこりんさんは、最初から「割安」と判断した銘柄しか買いません。だから、ナンピン買いで買い増す時にも、「すでに割安なのに、さらに安くなった」という状況です。これは、「適正価格の銘柄が下がっただけ」とは、本質的に違います。
割安な銘柄が、さらに安くなる──これは、極めて美味しいバーゲンセールです。
第2の理由:分散投資の徹底
ようこりんさんは400銘柄以上を保有しています。だから、1銘柄あたりの投資額は、それほど大きくありません。ナンピン買いをしても、1銘柄に資金が集中するリスクは小さいのです。
第3の理由:優待と配当という心の支え
ナンピン買いで困るのは、長期間「含み損」を抱えることです。これは、心理的にきついです。しかし、ようこりんさんの場合、優待と配当という「実感できるリターン」が定期的に手元に届きます。これが、含み損を抱えながらも保有を続けられる心理的な支えになっているのです。
7-4. 暴落時の心理的安定
暴落時に冷静でいられるかどうか。これは、長期投資の成否を分ける最大の要因と言えます。
世界的に有名な行動経済学者ダニエル・カーネマンは、人間が損失を被ることへの心理的な苦痛は、利益を得ることへの喜びの2倍以上だと指摘しています(「損失回避バイアス」)。
つまり、株価が10%下がる苦痛は、株価が10%上がる喜びの2倍以上、心理的に重いということです。だから、多くの個人投資家は、暴落時にパニックになって、底値で投げ売りしてしまうのです。
ようこりんさんが、この「損失回避バイアス」をどう克服しているのか。これも、私の独自の視点で分析してみましょう。
克服法1:割安で買っているから「自信」がある
「もともと割安だから、さらに下がったとしても、いずれは戻る」という自信があれば、暴落も恐くありません。
克服法2:分散しているから「致命傷」にならない
400銘柄も持っていれば、1銘柄や2銘柄が大きく下がっても、ポートフォリオ全体への影響は限定的です。
克服法3:優待・配当が「リターンの実感」を与える
数字上の含み損があっても、現実には優待品が届き、配当金が入金されます。これが、「実は損していない」という感覚を生み出します。
克服法4:リーマンショックの経験で「免疫」がある
最大の暴落を経験している人は、その後の小さな暴落には動じなくなります。
7-5. 「下げ相場こそチャンス」という発想転換
多くの個人投資家にとって、「下げ相場」は恐怖の対象です。しかし、ようこりんさんは、下げ相場を「年に何度もないチャンス」と捉えています。
これは、私の独自の見解ですが、極めて重要な発想転換だと思います。
スーパーで野菜が安くなった時、私たちは喜んで買い込みますよね。なぜでしょうか。それは、「同じ商品が、いつもより安く買える」からです。
株式市場も、本質的には同じです。同じ会社の株を、いつもより安く買えるチャンス。これが、下げ相場の本当の意味です。
しかし、なぜか人々は、スーパーの安売りには喜んで飛びつくのに、株の安売りには恐れをなして逃げてしまうのです。
ようこりんさんは、この心理的バイアスを克服し、「株のバーゲンセール」を冷静に楽しんでいる、稀有な投資家なのです。
7-6. 暴落時に何を買うか──ようこりん流の判断基準
暴落時に何を買うか。これも重要な判断ポイントです。
ブログ「ほんわかようこりん」では、相場が下げた日に「私の場合は出遅れ、割安、業績もまあ良いで選びました」と書いています。
つまり、ようこりんさんが暴落時に買うのは、
- 出遅れ感がある銘柄(他より下がっている、または上がっていない)
- 割安な水準にある銘柄
- 業績がそこそこ良い銘柄
という3条件を満たすものです。
これは、極めてシンプルですが、本質的な選別基準です。
「業績が悪い銘柄」は、いくら安くても買わない。なぜなら、業績悪化が止まらなければ、株価はさらに下がり続ける可能性があるからです。
逆に、「業績が良いのに、相場全体の暴落に巻き込まれて下がっている銘柄」は、絶好の買い場です。相場が落ち着いた後、業績の良さに見合った水準まで戻る可能性が高いからです。
これは、ウォーレン・バフェットが「他人が貪欲な時に恐れ、他人が恐れている時に貪欲になれ」と語ったのと、本質的に同じ発想です。
第8章 株主優待投資の真髄
8-1. 株主優待とは何か──基本のおさらい
株主優待というのは、企業が株主に対して、決算期末の権利確定日に株を保有している株主に対して提供する「お礼」のようなものです。
優待の内容は企業によって様々で、自社製品、自社サービスの割引券、食事券、買い物券、QUOカード、カタログギフトなど、多岐にわたります。
日本では、約1500社の企業が株主優待を実施しています。これは、世界的に見ても極めて特殊な制度で、海外ではほとんど見られません。
なぜ日本でこれだけ株主優待が普及しているのか。これは、日本の個人投資家の特性と関係しています。日本人は、現金の配当よりも「物がもらえる嬉しさ」を好む傾向があります。また、株主との関係を長期的に構築したい企業にとって、優待は個人株主を惹きつける有効な手段なのです。
8-2. 「家計を直接助ける」という機能
ようこりんさんが優待投資の魅力として最初に挙げるのが、「家計を直接助けてくれる」という点です。
マネーポストWEBの記事で、彼女は次のように語っています。
「今でこそ億という資産を築けましたが、夫の給料がどんどん下がっていき、生活が厳しい時代もありました。あの時代、優待のお米や外食優待券に本当に助けられました。物価が上がっているのに(実質的に)給料が減る状況で、お金の置き場所を変えるだけで商品が届く。これほどありがたいことはないと思います」
この発言、私は非常に重要だと感じています。
投資というと、「お金を増やすこと」ばかりが注目されがちです。しかし、ようこりんさんが指摘する「お金の置き場所を変えるだけで商品が届く」という発想は、投資の別の側面を浮き彫りにしています。
つまり、銀行預金として眠らせているお金を、株式に投資することで、毎年「商品」というリターンが得られる、ということです。
これは、特にインフレ時代において、極めて重要な発想です。物価が上がっている時、現金で持っているお金は実質的に目減りしていきます。しかし、株式に投資して優待品を受け取っていれば、生活費の節約になります。
「資産を増やす」というよりも、「生活を守る」という観点での投資。これも、ようこりんさん流の独自性なのです。
8-3. 優待新設・拡充をチェックする戦略
ようこりんさんは、優待の「新設」や「拡充」の情報を非常に重視しています。
マネーポストWEBの記事で、彼女は「割安で放置されている銘柄を見つけられれば、伸びる可能性も大きい。そのきっかけとなるのが優待の新設や拡充。情報が出たら要チェックです」と語っています。
なぜ、新設・拡充情報が重要なのでしょうか。
優待の新設や拡充は、企業にとっては「個人投資家にもっと買ってもらいたい」というメッセージです。つまり、株価を上げたい、株主を増やしたい、という意思の表れなのです。
しかも、優待が新設・拡充されると、それを目当てに買いが入るため、株価が上昇する傾向があります。ようこりんさんは、こうした「優待による株価上昇」を狙っているのです。
これは、極めて合理的な戦略です。割安な銘柄に、優待新設・拡充というカタリストが加われば、株価上昇のきっかけになる。バリュー投資の「待つ」期間を短縮できる可能性があるのです。
8-4. 優待廃止リスクとその対策
一方、優待投資にはリスクもあります。それは、企業がいつでも優待を廃止できるということです。
最近では、東京証券取引所が「公平性」の観点から、優待制度に否定的な姿勢を見せていることもあり、優待を廃止する企業が増えています。
ようこりんさんも、このリスクを十分に認識しています。ブログでは、優待廃止になった銘柄について「優待廃止」というカテゴリーで記事を書いています。
ただし、ようこりんさんは、優待が廃止になったからといって、すぐに売却するわけではありません。なぜなら、ようこりんさんの投資判断は、「優待だけ」ではないからです。
「割安」「業績」「配当」など、他の要素を総合的に見て判断しているので、優待が廃止になっても、他の要素が魅力的であれば、保有を継続するのです。
これは、優待を「投資のすべて」ではなく「投資の一要素」と捉えている、ようこりんさんの賢明な姿勢の表れです。
8-5. 優待利回りの計算方法
優待投資をする上で、知っておきたいのが「優待利回り」の計算方法です。
優待利回りとは、優待品の価値を、株の購入金額で割ったものです。
【優待利回りの計算式】 優待利回り(%)= 優待品の価値 ÷ 必要投資額 × 100
例えば、株価1000円の銘柄で、100株保有で5000円相当の優待がもらえる場合、
5000円 ÷ 100,000円 × 100 = 5%
となります。配当利回りと合わせて「総合利回り」を計算するのが、優待投資家の常識です。
ようこりんさんは、PER・PBR・配当利回りに加えて、優待を含めた総合利回りを見ながら、銘柄選びをしているのです。
8-6. 長期保有優遇制度
最近、多くの企業が導入しているのが、「長期保有優遇制度」です。これは、一定期間以上保有している株主に対して、優待品をグレードアップして提供する制度です。
例えば、1年以上保有で優待品増額、3年以上保有でさらに増額、といった具合です。
これは、ようこりんさんのような長期保有投資家にとっては、極めて美味しい制度です。長く持てば持つほど、優待利回りが上がっていくのです。
マネーポストWEBの記事で紹介されているシード(7743)という銘柄は、「100株保有かつ1年以上継続保有という条件があるため、来年に向けて仕込むといい」とようこりんさんがコメントしています。
つまり、優待の条件をよく読んで、「自分の保有戦略」に合った銘柄を選ぶことが重要なのです。
8-7. 優待投資のメリットとデメリットを整理
ここで、優待投資のメリットとデメリットを、ようこりんさんの視点から整理してみましょう。
【優待投資のメリット】
- 家計を直接助ける(食費、日用品費の節約)
- 株価の値動きとは別の「リターン」が得られる
- 心理的安定が得られる(株価が下がっても優待は届く)
- 個人株主が増えるため、株価の下支え効果がある
- 企業を「消費者視点」で理解できる
- 長期保有のモチベーションになる
- 税金がかからない(事実上)
【優待投資のデメリット】
- 優待が突然廃止される可能性がある
- 優待目当てで高値掴みするリスクがある
- 海外投資家には不評で、株価の頭を抑える可能性がある
- 優待品の管理や使用に時間がかかる
- 業績が悪化しても、優待目当てで売れずに持ち続けてしまうリスク
ようこりんさんは、これらのメリットを最大化しつつ、デメリットを最小化する戦略を取っています。例えば、
- 優待だけでなく、業績・財務・割安度も総合的に判断する
- 分散投資で、優待廃止リスクを分散する
- 優待品を実際に使うことで、企業の動向を肌で感じる
といった具合です。
8-8. 「優待マニア」を超えた本質
世の中には、「優待マニア」と呼ばれる人たちがいます。優待だけを目的に株を買い、優待品をコレクションしている人たちです。
ようこりんさんも、表面的には「優待マニア」に見えます。400銘柄以上を保有し、「優待部屋」まで持っているのですから。
しかし、彼女は単なる優待マニアではありません。日経新聞のインタビューで「本当は優待品は2番目で、私が好きなのは株式会社」と語っているように、本質的には「企業」を見て投資しているのです。
優待は、企業を選ぶための「入り口」であり、保有を続けるための「ご褒美」です。優待だけが目的なのではなく、優待を通じて「いい企業」を発見し、長期的に応援していくのが、ようこりんさん流なのです。
これは、私が考えるに、優待投資の最も成熟した形だと思います。
第9章 失敗から学ぶ──ようこりんが教えてくれる「教訓」
9-1. 投資人生で経験した3つの大きな試練
ようこりんさんの投資人生を振り返ると、3つの大きな試練がありました。
【3つの試練】
- 2008年 リーマンショック:資産が4割減(1200万円→700万円)
- 2020年 コロナショック:日経平均が一時的に大幅下落
- その後の様々な暴落:チャイナショック、トランプショックなど
それぞれの試練を、ようこりんさんはどう乗り越えてきたのでしょうか。
9-2. リーマンショックの教訓
リーマンショックは、ようこりんさんにとって最大の試練でした。1200万円が700万円まで減るというのは、率にすると約40%の損失です。これは、人生を左右しかねない打撃です。
しかし、ようこりんさんはこの試練から、複数の教訓を得ました。
教訓1:チャート分析の重要性
買うタイミングを誤ったことが、大きな損失の原因の一つでした。だからこそ、リーマン後にチャート分析の勉強を始めたのです。
教訓2:分散投資の重要性
特定の銘柄に集中していたことも、損失拡大の要因でした。だからこそ、現在の400銘柄以上の分散投資スタイルが生まれたのです。
教訓3:割安で買うことの重要性
高値で買っていたら、暴落のダメージが大きい。だからこそ、「もともと割安なところで買う」というバリュー投資にシフトしたのです。
教訓4:「相場が悪いときの立ち回り」の重要性
「あんなにいい時代はそうはない」「相場が悪いとき、いかに立ち回るかが大事」という言葉に集約されるように、暴落時の行動が長期パフォーマンスを決めるという認識を持つようになりました。
9-3. コロナショックでの行動
2020年のコロナショックでは、日経平均が一時的に大きく下落しました。
ようこりんさんは、この時もブログで売買記録を公開しています。多くの投資家がパニックになっていた中、ようこりんさんは冷静にナンピン買いを進めていました。
「コロナショックで株価が下がり、落ち込んでましたが、ふとチャンスではないかと考え始め株を新たに追加して購入しました」──これは、ようこりんさんの著書のAmazonレビューに寄せられた、ある読者の感想です。ようこりんさんの哲学を学んで、コロナショックを「チャンス」と捉え直した人がいたわけです。
ようこりんさん自身も、コロナショックでは積極的に買い増しを進めていたようです。結果として、その後の相場回復で大きな利益を得ています。
9-4. 著書から読み解く「失敗を避ける方法」
ようこりんさんの著書『手堅く稼ぐ主婦投資家が教える おいしく始める株投資』には、初心者が陥りがちな失敗を避ける方法が詳しく書かれています。
タイトルにある「手堅く稼ぐ」というのは、ようこりんさんの投資哲学を象徴する言葉です。一発逆転や大化けを狙うのではなく、地道に、確実に、お金を増やしていく。
この本のAmazonレビューには、次のような感想があります。
「パートで仕事してる主婦です。NISA制度が始まってから、株取引してますが、これまでは目的が株主優待だったために、高値掴みをしていたようです。コロナショックで株価が下がり、落ち込んでましたが、ふとチャンスではないかと考え始め株を新たに追加して購入しました。本格的に勉強してみようと考えて、投資のブログ記事を読んでこの本に出会いました。男性が書いた本より、分かりやすかった。頑張って研究する気持ちが湧いてきました」
つまり、「主婦目線で書かれているから分かりやすい」「実用的な内容で、すぐ活かせる」というのが、この本の評価です。
9-5. ようこりん流・失敗を避ける10の原則
私が、ようこりんさんの様々な発言や著書から、彼女の「失敗を避ける原則」を10個にまとめてみました。
【ようこりん流・失敗を避ける10の原則】
- 高値で買わない(PER・PBRをチェック)
- 業績が悪化している銘柄を、優待だけで買わない
- 特定銘柄に集中投資しすぎない
- 流行や噂で買わない(自分で考える)
- 暴落時にパニック売りしない
- 相場の過熱期に飛び乗らない
- 株主総会など、企業と接する機会を活用する
- 優待を実際に使って、企業をチェックする
- 含み損を抱えても、業績が良ければ慌てない
- 自分の投資ルールを持ち、それを守る
これらの原則は、極めて当たり前のように見えます。しかし、当たり前のことを、20年以上にわたって続けるというのは、実は最も難しいことなのです。
ようこりんさんの真の強みは、奇抜な戦略ではなく、こうした「当たり前のことを、誰よりも徹底して続けている」ところにあるのだと、私は考えます。
第10章 ようこりんの著書から学ぶ投資の基本
10-1. 『手堅く稼ぐ主婦投資家が教える おいしく始める株投資』とは
2020年に出版されたようこりんさんの著書『手堅く稼ぐ主婦投資家が教える おいしく始める株投資』は、彼女の投資哲学をまとめた集大成と言える書籍です。
Amazonの商品ページでは、次のように紹介されています。
「『割安株(バリュー株)』という言葉をご存知ですか? 力があるにも関わらず株価が評価されていない株のことです。この株を見つけ、投資することで評価が正当に評価された際には大きな実りとなります」
「この割安株に投資し、大きな成果を得たのが主婦投資家ようこりんです」
「割安株を見つけるもうひとつの楽しみが『株主優待』です。株を所持することで得られる企業からのサービスで、食事券や旅行券など様々な種類があります」
「割安株を見つけることができれば、株自体の価値が上がるだけでなく、これらのサービスも株の価値が下がることへのストレスもなく享受することができます」
この紹介文に、ようこりんさんの投資哲学のエッセンスが凝縮されています。「割安株」「株主優待」「ストレスなく享受する」──これらが、彼女の投資の核なのです。
10-2. 本のタイトルに込められた意味
「手堅く稼ぐ」「おいしく始める」──このタイトルの言葉選びにも、ようこりんさんの哲学が表れています。
「手堅く稼ぐ」というのは、「ハイリスク・ハイリターンを狙わない」ということです。地味でも、確実に、リターンを積み重ねていく。これは、ようこりんさんの哲学そのものです。
「おいしく始める」というのは、投資を「お得感」のあるものとして捉えるということです。優待品が届く、配当が入る、株価も少しずつ上がっていく──そんな「美味しい」体験を、最初から味わえる投資スタイル、ということです。
このタイトルからも、ようこりんさんが「投資を楽しむこと」を大切にしているのが分かります。
10-3. 本書の構成と内容
具体的な本の内容について、Amazonの説明や読者レビューから読み取れる範囲で紹介します。
本書は、投資の初心者でも理解できるように、基本から実践まで丁寧に解説されています。
主な内容:
- 株式投資の基本(株とは何か、株価の決まり方など)
- 割安株(バリュー株)の見つけ方
- 株主優待の活用法
- ようこりんさんの実例(成功例と失敗例)
- 銘柄分析の具体的方法
- 長期保有の心構え
特に、「現役の投資家『ようこりん』に教えてもらう」という形式で、机上の空論ではなく、実践的な内容になっているのが特徴です。
10-4. 読者からの評価
Amazonのレビューを見ると、賛否両論があります。
ポジティブな評価:
- 「男性が書いた本より、分かりやすかった」
- 「主婦目線で書かれているのが新鮮」
- 「基本から丁寧に解説されている」
- 「実例が豊富で、参考になる」
ネガティブな評価:
- 「目標株価が5倍とかそんなところに利確基準を置いたら一生利確できないのでは?」
- 「内容が難しい部分もある」
ネガティブな評価で興味深いのは、「目標株価が5倍」という指摘です。これは、ようこりんさんが、相当に保守的な利確目標を持っているということを示唆しています。
私の独自の見方では、「5倍まで持つ」というのは、決して非現実的な目標ではないと思います。長期で見れば、本当に良い企業の株価は5倍、10倍になることが珍しくありません。ただし、5倍まで持つには、何年も保有する忍耐が必要です。多くの個人投資家は、その忍耐ができないので、途中で売ってしまうのです。
ようこりんさんは、「忍耐強く待てる」投資家の典型例です。だからこそ、「5倍を目指す」ような長期保有が可能なのです。
第11章 メディアでの発信活動
11-1. ブログ「ほんわかようこりん」
ようこりんさんの情報発信の主軸となっているのが、アメーバブログ「ほんわかようこりん」です。
このブログは、ほぼ毎日更新されており、株式投資の話題、優待品の紹介、日常生活、健康法など、幅広い内容が書かれています。
楽天証券「トウシル」のプロフィールには、「ブログ『ほんわかようこりん』を運営し、ほぼ毎日更新」とあります。
20年以上もの長期間、ほぼ毎日ブログを更新するというのは、並大抵のことではありません。これは、ようこりんさんの「継続力」の表れであり、同時に「自分の投資を可視化する」習慣の表れでもあります。
私が独自に分析するに、ブログを毎日書くことには、投資家として大きなメリットがあります。
メリット1:思考の整理 ブログを書くために、自分の投資判断を言語化することが、思考を整理するトレーニングになります。
メリット2:記録としての価値 過去の判断を振り返ることで、自分の癖や傾向を把握できます。「あの時、なぜこの銘柄を買ったのか」を振り返れるのです。
メリット3:継続のモチベーション 読者がいることで、投資を継続するモチベーションが上がります。
メリット4:情報収集の入り口 ブログ読者やコメント欄から、新たな情報や視点が得られます。
ようこりんさんは、ブログを通じてこうしたメリットを最大限に活用しているのです。
11-2. 雑誌・新聞での連載
ようこりんさんは、雑誌や新聞でも頻繁に記事を執筆・出演しています。
主な掲載・出演メディア:
- マネーフォワード「MONEY PLUS」(連載)
- 楽天証券「トウシル」(インタビュー)
- 日経新聞「マネーのとびら」(ポッドキャスト出演)
- マネーポストWEB(インタビュー連載)
- 週刊ポスト(特集記事)
- 日経マネー(複数回掲載)
- ダイヤモンド・ザイ(座談会など)
- 各種証券会社のセミナー(講師)
これだけ多くのメディアに出演しているのは、ようこりんさんの実績と人気の表れです。
11-3. セミナー講師としての活動
ようこりんさんは、サンワード証券などのセミナーで講師を務めることもあります。
サンワード証券のセミナー紹介ページには、以下のような講演内容が書かれています。
【ようこりん流 投資戦略 セミナー内容】
- ようこりん流、銘柄の選定方法
- もし大暴落がやってきたら?
- 今がお買い得!?あまり見つかっていない優良銘柄の見つけ方
- 人生がさらに豊かになる!株主優待の楽しみ方
これらのテーマは、まさにようこりんさんの投資哲学の中核を成すものです。
セミナーの最後の「人生を健やかにする投資」というメッセージにも注目です。これは、単にお金を増やすだけでなく、「人生を豊かにする」ことを投資の目的として捉えている、ようこりんさんの哲学を象徴しています。
11-4. 「人生を健やかにする投資」というメッセージ
サンワード証券のセミナー告知に、こんな言葉があります。
「ただお金を増やすだけでなく、『人生を健やかにする』投資を始めてみませんか?」
これは、ようこりんさん自身のメッセージそのものです。
投資というと、「お金を増やすこと」が目的だと思われがちです。しかし、ようこりんさんは、投資を通じて「人生を豊かにすること」「健やかに生きること」を提唱しています。
優待品で家族との食事を楽しんだり、優待旅行で家族と思い出を作ったり、株主総会で経営者の話を聞いて社会への理解を深めたり──こうした「お金以外の価値」を、投資から得られるのです。
これは、私の独自の見解ですが、現代の日本社会において、極めて重要なメッセージだと思います。
日本では、「お金の話をするのはみっともない」「投資はギャンブルだ」といった偏見が、まだまだ根強く残っています。一方で、最近のNISA拡充などで、投資を始める人は増えています。
そんな中、ようこりんさんは、「投資は、お金だけでなく人生を豊かにするもの」という、新しい投資観を提示しているのです。これは、投資への偏見を解き、健全な投資文化を広めていく上で、極めて意義深いメッセージだと言えるでしょう。
11-5. X(Twitter)での発信
ようこりんさんは、X(旧Twitter)でも情報発信をしています。アカウントは「@CDNFusxnupI6X1w」です。
Xでは、ブログの更新情報や、株式投資に関する短いコメント、優待生活の写真などが投稿されています。
最近の投稿を見ると、「ザイの資産形成塾」での連載や、YouTube動画での出演など、メディア活動の幅も広がっているようです。
11-6. YouTube出演
ようこりんさんは、YouTube番組にも出演しています。
例えば、「【株主優待SP】100株で8000円のお食事券も!日本屈指の株主優待のプロが教える絶対持っておきたい優待銘柄ベスト5+1」といった企画で出演されています。
YouTubeでは、文字や写真だけでは伝わらない、ようこりんさんの「人柄」や「話し方」が伝わってきます。「ほんわか」とした親しみやすい雰囲気と、投資への確かな知識の両立が、視聴者を魅了しているようです。
第12章 他の有名投資家との比較分析
12-1. 桐谷広人さんとの比較
ようこりんさんがよく引き合いに出されるのが、優待投資家の代名詞・桐谷広人さんです。
桐谷さんは、元プロ棋士で、現在は優待だけで生活していることで有名です。テレビ番組「月曜から夜ふかし」で取り上げられて以来、全国的な知名度を得ています。
ようこりんさんと桐谷さんは、共通点も多いですが、相違点もあります。
【共通点】
- 大量の優待銘柄を保有(桐谷さんは1000銘柄以上、ようこりんさんは400銘柄以上)
- 優待品を実際に使って生活している
- 長期保有を基本とする
- 個人投資家への情報発信を積極的に行っている
【相違点】
- 桐谷さんは「現金よりも優待」を選ぶ傾向が強いが、ようこりんさんは「割安性」「業績」も同時に重視
- 桐谷さんは独身男性、ようこりんさんは主婦という生活背景の違い
- 桐谷さんは「優待生活」をエンタメ的に楽しむ要素が強いが、ようこりんさんは「家計を支える実用ツール」として優待を活用
私の独自の分析では、桐谷さんが「優待生活の達人」だとすれば、ようこりんさんは「優待×バリュー投資の戦略家」と言えるのではないでしょうか。
桐谷さんの優待生活は、見ていて楽しいですが、再現性という点では、必ずしも高くありません。なぜなら、桐谷さんは独身で時間も豊富にあり、優待を使い切る生活が可能だからです。一方、ようこりんさんは、家族とともに生活する主婦として、「家計を助ける」という実用的な観点から優待を活用しています。これは、多くの一般家庭が真似しやすいスタイルです。
12-2. かぶ1000さんとの比較
「かぶ1000」さんは、お年玉を元手に投資を始め、現在は数億円の資産を築いている、有名なバリュー投資家です。
ようこりんさんとかぶ1000さんも、バリュー投資という点では共通しています。しかし、アプローチには違いがあります。
かぶ1000さんの特徴:
- 「含み資産」(土地、有価証券など)に注目する独特の手法
- 個別銘柄を深く掘り下げる
- 中小型株に強い
ようこりんさんの特徴:
- PER、PBR、配当利回りなど、基本的な指標を重視
- 大量の分散投資
- 優待を組み合わせる独自スタイル
両者とも「バリュー投資家」ですが、かぶ1000さんがより「鋭い分析家」だとすれば、ようこりんさんは「広く浅く、しかし継続的に」というスタイルです。
私の独自の見方では、かぶ1000さんのスタイルは「専業投資家向け」、ようこりんさんのスタイルは「一般家庭向け」と言えるのではないでしょうか。
かぶ1000さんのように、1銘柄を深く分析する手法は、時間と労力が必要です。一方、ようこりんさんのスタイルは、多くの主婦や会社員でも、空き時間に少しずつ実践できる手法です。
12-3. テスタさんとの比較
テスタさんは、デイトレードで億単位の資産を築いた、現代日本を代表する個人投資家の一人です。
ようこりんさんとテスタさんを比較すると、まさに「投資スタイルの両極端」と言えます。
テスタさんの特徴:
- デイトレード中心
- 短期売買で利益を積み重ねる
- 市場のクセや板の動きを読む
- 集中力と瞬発力が要求される
ようこりんさんの特徴:
- 長期保有中心
- 配当と優待をもらいながら値上がりを待つ
- 企業のファンダメンタルズと市場のトレンドを読む
- 忍耐力と継続力が要求される
両者は、表面的にはまったく違う投資家のように見えます。しかし、私が独自に分析すると、共通点もあります。
共通点:
- 自分のスタイルを確立している
- ルールを徹底的に守る
- 感情に左右されない
- 失敗から学び続ける
- 情報収集を怠らない
つまり、投資の本質的な「成功要因」は、スタイルが違っても共通しているのです。
私たち個人投資家は、自分の性格やライフスタイルに合った投資スタイルを選ぶことが大切です。デイトレードが向いている人もいれば、長期投資が向いている人もいます。ようこりんさんのスタイルは、家事や仕事で忙しく、毎日チャートを見続けることが難しい人にとって、現実的な選択肢を提供しているのです。
12-4. ウォーレン・バフェットとの比較
世界的な投資家・ウォーレン・バフェットと、ようこりんさんを比較するのは、規模感が違いすぎるかもしれません。しかし、投資哲学の本質を比較してみると、意外な共通点が見えてきます。
バフェットの投資哲学:
- 自分が理解できる企業に投資する
- 経済的な堀(Economic Moat)を持つ企業を選ぶ
- 安全余裕度(Margin of Safety)を確保する
- 長期保有を基本とする
- 経営者の質を重視する
- 株価ではなく企業価値を見る
ようこりんさんの投資哲学:
- 自分が理解できる企業(特に消費財)に投資する
- 高収益(営業利益率)を持つ企業を選ぶ
- 割安(PBR1倍割れなど)で買う
- 長期保有を基本とする
- 株主総会で経営者の話を聞く
- 株価ではなくPER・PBRと業績を見る
驚くべきことに、両者の投資哲学の核は、極めてよく似ているのです。
もちろん、規模やアプローチの具体性は違います。バフェットは大企業を丸ごと買収するレベルですが、ようこりんさんは個人投資家として日本の中小型株を中心に投資しています。
しかし、「割安で買う」「長期保有する」「企業の本質を見る」という基本原則は同じなのです。
これは、私の独自の見解ですが、ようこりんさんは「日本版・主婦バフェット」と呼んでも過言ではないのではないかと思います。
12-5. 各投資家のスタイルから何を学ぶか
これらの投資家との比較から、私たちは何を学べるでしょうか。
学び1:自分に合ったスタイルを見つける 全員が同じスタイルである必要はありません。自分の性格、ライフスタイル、リスク許容度に合ったスタイルを選びましょう。
学び2:成功者の共通点に注目する スタイルが違っても、成功者には共通点があります。それは、「ルールを守る」「継続する」「感情に左右されない」といった、いわば「投資家としての基本」です。
学び3:日本の投資家にはまだ可能性がある ようこりんさんのような「主婦投資家」が成功しているということは、日本の個人投資家にも、まだまだチャンスがあるということです。特別な才能や巨額の元手がなくても、地道に続ければ、資産形成は可能なのです。
第13章 ようこりんが教える「投資を始める人へのアドバイス」
13-1. 「10万円から始める」というメッセージ
ようこりんさんは、投資初心者に向けて、「まずは10万円から始める」ことを推奨しています。
マネーポストWEBの記事タイトルに「【10万円株で500万円の利益も!】資産1.8億円超えの専業主婦投資家が説く”投資の第一歩”」というものがあります。
10万円という金額は、初心者にとって絶妙です。
- 失っても致命的ではない(生活が破綻するほどではない)
- それなりにリアル感がある(おもちゃのお金ではなく、実際のお金)
- 多くの個別株が買える(5万円〜10万円で買える銘柄は多数)
この「10万円から始める」というアドバイスは、極めて実践的です。多くの個人投資家は、「いくらから始めればいいのか」「何を買えばいいのか」で躓きます。ようこりんさんは、その悩みに対して明確な答えを示しているのです。
13-2. 「まずは10銘柄に分散投資」
マネーポストWEBの記事に「資産2億円の専業主婦投資家・ようこりんさんが指南する投資戦略 『まずは10銘柄に分散投資』」というものがあります。
つまり、ようこりんさんは初心者にも「最初から分散投資」を勧めているのです。
これは、極めて重要なポイントです。
多くの初心者は、「1銘柄に集中投資して、一気に儲けたい」という心理を持ちます。しかし、これは破滅への道です。1銘柄が大暴落したら、資産が一気に減ってしまいます。
「10銘柄に分散投資」というアドバイスは、リスクを下げながら、市場を体験する最良の方法です。10銘柄あれば、1銘柄が下落しても、他の銘柄でカバーできる可能性があります。
しかも、10銘柄もあれば、業種の分散や、優待・配当のタイミングの分散もできます。市場全体を体感的に理解する上でも、有効なアプローチです。
13-3. 「自分で考える」というメッセージ
ようこりんさんが繰り返し強調するのが、「自分で考えること」の重要性です。
マネーポストWEBの記事で、彼女は次のように語っています。
「株式投資をするうえで、情報はとても大切です。しかし、情報を手にしたら、自分で考えるというワンクッションを入れるようにしてください。特に先ほどセクターの話でお伝えしたような『違和感』というのを大事にしてほしいです。『なぜこういう情報ばかり流れてくるんだろうか?』『この情報の背景にはなにがあるのか?』という風に、視点を広くもつことが、社会を知ること、そして企業を知ることに繋がります」
「自分で考える」というアドバイスは、SNS全盛の現代において、特に重要です。
最近、TwitterやYouTubeで「この銘柄が上がる!」といった情報が大量に流れています。多くの個人投資家は、こうした情報に飛びついて、よく考えずに買ってしまいます。
しかし、そうした「流れてくる情報」は、すでに織り込まれている可能性が高い、あるいは、発信者の意図がある可能性があります。
ようこりんさんが言うように、「なぜこの情報ばかり流れてくるのか」「この情報の背景には何があるのか」を考えるクセを付けることが、長期的に勝てる投資家になる第一歩なのです。
13-4. 「人生を健やかにする投資」という考え方
ようこりんさんが提唱する、もう一つの大切なメッセージが、「人生を健やかにする投資」です。
これは、サンワード証券のセミナー告知でも繰り返し使われている言葉です。
投資というと、「お金を増やすこと」が目的になりがちですが、ようこりんさんは、「投資を通じて、生活を豊かにし、健康にし、家族との時間を楽しむ」ことを大切にしています。
これは、特に近年話題となっている「FIRE(経済的自立と早期退職)」とは違う発想です。FIREは、若いうちに節約して投資し、早期にリタイアして自由を得るというものですが、ようこりんさんの哲学は、「投資をしながら、今この瞬間も楽しむ」というものです。
優待で家族と食事に行く、優待品で美味しいものを食べる、株主総会で経営者の話を聞く、ブログで読者と交流する──こうした「投資生活」そのものを楽しむことが、ようこりんさん流なのです。
私の独自の見解では、これは現代の日本社会に対する、極めて重要な提案だと思います。
「老後のために節約して投資する」のではなく、「今を楽しみながら投資する」。これは、人生の楽しみを先送りにせず、今この瞬間を大切にする思想です。
13-5. NISA時代の投資戦略
2024年から始まった新NISA制度により、日本の投資環境は大きく変わりました。年間360万円まで、生涯1800万円までの投資が、非課税になる制度です。
ようこりんさんは、NISAをどう活用しているのでしょうか。
詳細は公開されていませんが、ブログや記事を見る限り、ようこりんさんもNISA枠を積極的に活用しているようです。特に、長期保有を基本とするバリュー投資×優待投資スタイルは、NISAと極めて相性が良いのです。
NISA口座で長期保有することで、
- 配当が非課税
- 売却益も非課税
- 優待は元々非課税(事実上)
という、三重のメリットが得られます。これは、ようこりんさん流の投資スタイルにとって、まさに最強の組み合わせと言えるでしょう。
13-6. 初心者向けの10ステップ
ようこりんさんの哲学を、初心者向けに10ステップにまとめてみました。
【ようこりん流・初心者の10ステップ】
- 証券口座を開設する:まずはネット証券(SBI証券、楽天証券など)で口座開設
- NISA口座も同時に開設:非課税メリットを最大化
- 10万円程度の予算を準備:失っても致命傷にならない金額から
- 株主優待検索を活用:自分の生活に合う優待を探す
- PER・PBR・配当利回りで割安銘柄を選ぶ:ようこりん流の基準を使う
- 業績もチェック:割安なだけでなく、ちゃんと利益が出ているか確認
- 10銘柄に分散投資:1銘柄1万円ずつでも10銘柄
- 長期保有を基本に:すぐに売らず、優待・配当を楽しむ
- 暴落時は冷静に:パニック売りせず、むしろチャンスと捉える
- 継続的に学ぶ:ブログ・書籍・セミナーで知識をアップデート
これらのステップは、誰でも実践できる、極めて現実的な内容です。
第14章 ようこりん哲学の現代的意義
14-1. インフレ時代における優待投資の価値
現在、日本ではインフレが進行しています。物価が上がり続ける中、銀行預金の利息はわずかしかつきません。実質的に、現金の価値は目減りしているのです。
このような時代において、ようこりんさん流の「優待+配当」投資は、極めて意義深いと言えます。
なぜなら、
- 配当は、株式投資のリターンとして、インフレに応じて増えていく傾向がある
- 優待品は、現物資産として、インフレでも価値が保たれる
- 株価そのものも、長期的にはインフレに連動する
つまり、株式投資は、「インフレに強い資産」なのです。
ようこりんさんが「お金の置き場所を変えるだけで商品が届く」と表現するように、現金を株式に変えることで、インフレ時代における資産防衛になるのです。
14-2. 少子高齢化社会における家計戦略
日本は急速な少子高齢化が進んでいます。年金制度の将来も不透明で、自助努力での資産形成が求められています。
ようこりんさん流の投資は、こうした時代における「家計戦略」としても機能します。
- 優待品で食費・日用品費を節約
- 配当で「もう一つの収入源」を確保
- 長期保有で老後資産を着実に形成
これらは、一般家庭が「無理なく」実践できる方法です。
特に主婦・主夫の方にとって、「家計を守りながら投資する」というようこりん流のアプローチは、極めて参考になると思います。
14-3. 投資教育の遅れと、ようこりんの貢献
日本では、長年「投資はギャンブル」「お金の話はみっともない」という風潮があり、学校教育でも投資について十分に教えられてきませんでした。
しかし、ようこりんさんのような投資家が、ブログや書籍、メディアで情報発信を続けることで、徐々に投資への理解が広がっています。
特に、ようこりんさんが「主婦」という、これまで投資の主役と見られていなかった層から成功者として登場したことは、極めて意義深いです。
「私のような普通の主婦でも、投資で資産を築けるんですよ」というメッセージは、多くの女性、特に主婦の方々に勇気を与えています。
私の独自の見解では、ようこりんさんの最大の功績は、「投資への心理的バリアを下げた」ことかもしれません。
14-4. SNS時代における「自分で考える」の重要性
SNSが普及した現代、投資情報はあふれています。Twitter、YouTube、TikTokなど、様々な媒体で「投資のプロ」を名乗る人々が情報発信をしています。
しかし、その中には、信頼できる情報もあれば、誤った情報、悪意のある情報もあります。
ようこりんさんが繰り返し強調する「自分で考える」というメッセージは、こうしたSNS時代において、ますます重要になっています。
「みんなが買っているから」「インフルエンサーが推奨しているから」という理由で買うのではなく、「自分で調べて、自分で判断する」。これが、長期的に成功する投資家の必要条件なのです。
14-5. 「健やかな投資」という新しい価値観
最後に、ようこりんさんが提唱する「人生を健やかにする投資」という価値観について、もう一度触れたいと思います。
この言葉には、極めて深い意味が込められていると、私は分析しています。
「健やか」というのは、「健康で穏やか」という意味です。投資というと、緊張感やストレスを伴うものというイメージがあるかもしれません。しかし、ようこりんさんは、投資を「健やかに」行えるものだと提案しているのです。
割安な銘柄を長期保有し、優待と配当を楽しむ──このスタイルは、確かに「健やか」です。日々の値動きにビクビクしたり、夜眠れなくなったりすることがありません。
そして、優待品を家族と楽しんだり、株主総会で経営者の話を聞いたり、ブログで他の投資家と交流したりすることで、投資生活そのものが「豊かな経験」になります。
これは、まさに「健やかな投資」と呼ぶにふさわしいスタイルです。
私の独自の見解では、これは現代日本の「働きすぎ文化」「節約一辺倒文化」へのアンチテーゼとも言えるのではないでしょうか。
「お金は手段であって、目的ではない」 「投資は、人生を豊かにする手段の一つ」 「今この瞬間も楽しみながら、将来の安心も築く」
こうしたメッセージが、ようこりんさんの哲学の根底に流れているのです。
第15章 ようこりんから学べる「人生哲学」
15-1. 投資哲学を超えた人生哲学
ここまで、ようこりんさんの投資哲学について詳しく見てきました。しかし、彼女から学べるのは、投資のテクニックだけではありません。
私が独自に感じるのは、ようこりんさんは投資を通じて、「人生をどう生きるか」という哲学を提示してくれている、ということです。
【ようこりんから学べる人生哲学】
- コツコツと続ける力 20年以上ブログを毎日書き続け、地道に投資を続けている姿勢
- 失敗から学ぶ姿勢 リーマンショックで6割減を経験しても、退場せず学習に変えた粘り強さ
- 自分なりのスタイルを確立する 流行や他人に流されず、自分に合ったスタイルを徹底する潔さ
- 家族や周囲を大切にする 優待品を家族と楽しみ、ブログ読者と交流する温かさ
- 「健やかさ」を大切にする ストレスをためず、楽しみながら継続する知恵
- 常に学び続ける 投資歴20年でも、新しいセクターや手法を学び続ける好奇心
- 謙虚さを忘れない 億り人になっても「ほんわか」とした親しみやすさを保つ人間性
15-2. 「主婦」というアイデンティティの強さ
ようこりんさんは、長年にわたって「主婦投資家」というアイデンティティを大切にしてきました。
「主婦」という言葉には、家事、育児、家計管理など、様々な役割が含まれます。それは、決して「劣った」役割ではなく、社会の基盤を支える重要な役割です。
ようこりんさんは、主婦業をしながら投資で成功することで、「主婦」というアイデンティティに新しい可能性を示しました。
「主婦は、ただ家を守るだけではない。投資を通じて家計を豊かにし、社会と関わり、自分自身も成長できる」
このメッセージは、多くの女性、特に専業主婦の方々に、大きな勇気を与えていると思います。
15-3. 「楽しむこと」の重要性
ようこりんさんのブログ「ほんわかようこりん」を読んでいると、彼女が本当に投資を「楽しんで」いるのが伝わってきます。
優待品が届いた喜び、株主総会で経営者の話を聞く充実感、新しい銘柄を発見した時のワクワク感──こうした感情が、文章から溢れ出ています。
「投資を楽しむ」というのは、口で言うほど簡単ではありません。お金が絡む以上、損失への恐れや、利益への欲望が、心を支配しがちです。
しかし、ようこりんさんは、こうした感情をうまくコントロールし、投資を「人生の楽しみ」として位置づけることに成功しています。
これは、私の独自の見解ですが、「楽しめる活動は、長く続けられる」「長く続けられることは、結果的に成功につながる」という、極めて普遍的な原理を体現しているのではないでしょうか。
15-4. 「ほんわか」の真の意味
最後に、ブログタイトルの「ほんわか」という言葉について、考察したいと思います。
「ほんわか」という言葉は、「温かく、穏やかで、優しい雰囲気」を意味します。一見すると、投資の世界とは相性が悪そうな言葉です。
しかし、私の分析では、この「ほんわか」こそが、ようこりんさんの投資哲学の本質を表しているのです。
なぜなら、
- 割安で買うから、株価が荒れても「穏やか」でいられる
- 分散しているから、特定銘柄の暴落でも「動じない」
- 優待と配当があるから、保有を「楽しめる」
- 長期保有だから、日々の値動きに「振り回されない」
つまり、ようこりんさんの投資スタイルそのものが、「ほんわか」な心理状態を生み出す装置になっているのです。
これは、投資哲学として、極めて完成度が高いと言えます。
「いかに大きく儲けるか」ではなく、「いかに穏やかに、楽しく、長く続けられるか」を追求した結果が、ようこりんさんの「ほんわか投資」なのです。
第16章 ようこりん流投資のチェックリスト
16-1. 実践のための総合チェックリスト
ここまでの内容を踏まえて、ようこりん流投資を実践したい方のために、総合的なチェックリストを作成しました。
【投資を始める前のチェック】
- 生活費6ヶ月分の貯金がある
- 失っても生活が破綻しない金額を投資資金として確保した
- 証券口座(NISA含む)を開設した
- 投資の目的・期間を明確にした
- 投資に関する基本的な書籍を1冊以上読んだ
【銘柄選びのチェック】
- PBRが1倍前後または1倍割れか
- PERが10倍前後か
- 配当利回りが2%以上あるか
- 営業利益率が業界平均より高いか
- 自己資本比率が30%以上あるか(できれば50%以上)
- 過去5年の業績は安定または成長傾向か
- 株主優待の内容は自分の生活に合うか
- 業種は分散できているか
- 10年、20年の長期チャートで現在の株価は割安水準か
【保有中のチェック】
- 毎月、保有銘柄の決算情報をチェックしている
- 優待品が届いたら実際に使っている
- 株主総会の招集通知に目を通している
- 業界全体のニュースをチェックしている
- ブログや本で投資の知識をアップデートしている
【売却・買い増しのチェック】
- 売却する理由が明確か(業績悪化、優待廃止など)
- 買い増しする理由が明確か(割安水準到達、ナンピン買い)
- 感情に左右されていないか
- 全体のポートフォリオバランスを考慮しているか
16-2. ようこりん流NG行動リスト
逆に、ようこりん流から見て「やってはいけないこと」もリスト化しておきましょう。
【ようこりん流NGリスト】
- 流行や噂で買う:自分で調べずに買うのは禁物
- 1銘柄に集中投資する:リスクが大きすぎる
- 借金して投資する:信用取引・レバレッジは初心者には危険
- 短期で結果を求める:株価は短期では予測不可能
- 暴落時にパニック売り:底値で売るのは最悪の判断
- 高値圏で飛び乗る:相場の頂点で買うのは危険
- 損切りができない:明らかな失敗銘柄を抱え続けるのも問題
- 優待だけを目的にする:業績が悪い銘柄を優待だけで買わない
- 他人と比較する:自分のペースで続けることが大切
- 継続を放棄する:途中で止めれば、それまでの努力が無駄に
これらは、ようこりんさんが直接「NG」と発言しているわけではないですが、彼女の哲学から導き出される、避けるべき行動です。
16-3. 月間・年間スケジュール
ようこりん流投資を実践する上で、月間・年間のスケジュールも整理しておきましょう。
【月間スケジュール例】
- 月初:保有銘柄の状況を確認、配当・優待のスケジュール確認
- 月の中旬:気になる銘柄の決算情報をチェック
- 月末:ポートフォリオの見直し、新規買い増し検討
【年間スケジュール例】
- 1月:新年の投資計画、NISA枠の活用方針確認
- 3月:3月決算企業の優待権利確定(最大の山場)
- 4月:年度始まり、ポートフォリオの大幅見直し
- 5〜7月:株主総会シーズン、可能な範囲で出席
- 9月:9月決算企業の優待権利確定
- 11〜12月:12月決算企業の優待権利確定、来年の計画
このように、年間を通じて投資活動を計画的に進めるのが、ようこりん流の真髄です。
第17章 ようこりん流投資が問いかけるもの
17-1. 「お金」とは何か
ようこりんさんの投資哲学を学んでいると、改めて「お金とは何か」という根本的な問いが浮かんできます。
多くの人にとって、お金は「貯めるもの」「使うもの」「増やすもの」です。しかし、ようこりんさんの哲学では、お金は「人生を健やかにするための手段」です。
優待品で家族と食事を楽しむ──これは、お金を「使う」のとは少し違います。なぜなら、その食事を支えているのは、株式という「資産」だからです。資産が、継続的に「価値」を生み出してくれるのです。
これは、「お金を働かせる」「資産が新しい価値を生む」という、資本主義の本質的な仕組みを、最も身近な形で体験できる手法だと言えるでしょう。
17-2. 「投資」とは何か
「投資」という言葉も、ようこりんさんを通して、新しい意味を持って見えてきます。
一般的に「投資」というと、「お金を増やす活動」と捉えられがちです。しかし、ようこりんさんにとっての投資は、
- 企業を選び、応援すること
- 経済の動きを学ぶこと
- 家計を支えること
- 家族との時間を豊かにすること
- 自分自身が成長すること
- 社会と関わること
など、多面的な意味を持っています。
つまり、投資は単なる「金融行為」ではなく、「生き方」そのものなのです。
17-3. 「成功」とは何か
ようこりんさんは、確かに金銭的には「成功者」です。1億8000万円という資産は、誰もが羨む規模です。
しかし、彼女の言動を見ていると、本当の「成功」は、お金の額ではないように感じます。
毎日ブログを書き、優待品を家族と楽しみ、株主総会で経営者と対話し、読者と交流する──こうした日々の充実こそが、ようこりんさんの「成功」の中身なのではないでしょうか。
これは、私の独自の見解ですが、現代日本社会において、極めて重要な視点だと思います。
「億り人になること」「経済的自立を達成すること」「FIREすること」──こうしたゴールが、最近の投資ブームでは強調されがちです。しかし、それらは「手段」であって「目的」ではないはずです。
本当の目的は、「人生をどう豊かに生きるか」ということ。そして、ようこりんさんは、その答えの一つを示してくれているのです。
第18章 これからのようこりん──未来への展望
18-1. 投資歴20年を超えて
2025年現在、ようこりんさんの投資歴は20年を超えました。これからの彼女は、どのような道を歩んでいくのでしょうか。
ブログを見る限り、まだまだ精力的に投資活動を続けており、メディア出演やセミナー講師としての活動も活発です。
私の独自の見方では、ようこりんさんはこれから、
- メンター・教育者としての役割:次世代の個人投資家を育てる
- メディア発信のさらなる拡大:ブログ、YouTube、書籍など多方面で
- 新しい投資テーマへの挑戦:ESG投資、高齢化関連、AI関連など
- 個人投資家コミュニティの形成:オフ会やセミナーを通じた交流
といった方向に進化していくのではないかと予想します。
18-2. 日本の個人投資家への影響
ようこりんさんの活動は、日本の個人投資家全体に、大きな影響を与えています。
特に、
- 「主婦でも投資で成功できる」というメッセージ
- 「ハイリスクを取らずに、地道に資産を築く」というモデル
- 「投資を生活に組み込む」という新しいライフスタイル
といった点で、多くの人に勇気と希望を与えています。
NISAの拡充や、金融教育の重要性が叫ばれる中、ようこりんさんのような「生きた手本」の存在は、極めて貴重です。
18-3. 「ようこりん流」の進化
ようこりんさん自身も、20年の投資人生の中で、スタイルを進化させてきました。
- 初期:友人の勧めで個別株を購入
- リーマン後:チャート分析を導入
- 2012年〜:優待銘柄に本格シフト
- アベノミクス期:割安バリュー株への投資を強化
- 現代:グロース市場の中の割安株、5万円・10万円株への注目
これからも、市場環境や個人投資家のニーズに合わせて、「ようこりん流」は進化していくでしょう。
その進化のプロセスを、ブログや書籍で発信し続けてくれることが、私たち個人投資家にとっての、最大の財産になるのです。
おわりに──ようこりんが私たちに教えてくれること
10万字にもわたって、ようこりんさんの投資哲学を分析してきました。最後に、私が独自の視点から、ようこりんさんが私たちに教えてくれる最も大切なメッセージを、改めてまとめたいと思います。
1. 投資は、特別な才能がなくてもできる
ようこりんさんは、特別な才能や教育を受けてきたわけではありません。普通の主婦が、地道に勉強と実践を続けた結果、1.8億円の資産を築いたのです。
これは、私たち全員にとって、希望のメッセージです。「自分には才能がないから」「お金がないから」「時間がないから」──そんな言い訳は、ようこりんさんの実例の前には通用しません。
2. 失敗は、成長のための材料である
リーマンショックで6割減を経験したようこりんさん。普通なら、これで市場から退場してもおかしくありません。
しかし、彼女はその失敗を「学習機会」に変えました。チャート分析を学び、銘柄選びの基準を厳格化し、分散投資の重要性を体得した。
失敗は、それ自体は悲劇ですが、そこから学べば、未来への糧になります。これは、投資に限らず、人生全般に通じる教訓です。
3. 継続こそが、最大の力である
20年以上、毎日ブログを書き、投資を続けてきたようこりんさん。この「継続」こそが、彼女の最大の強みです。
短期間で大金を稼ぐ人もいますが、それを20年続けられる人は、ほとんどいません。継続こそが、本当の意味での「投資の達人」を作るのです。
4. 自分なりのスタイルを確立せよ
ようこりんさんは、他人の真似ではなく、自分なりのスタイルを確立しました。バリュー投資×優待投資×長期保有という、彼女独自の組み合わせです。
私たちも、流行や他人に流されず、自分の性格やライフスタイルに合った投資スタイルを見つけることが大切です。
5. 投資を、人生を豊かにする手段に
最後に、最も大切なメッセージです。投資は、お金を増やすだけの活動ではありません。
優待品で家族と楽しい時間を過ごす、株主総会で経営者と対話する、ブログで他の投資家と交流する、新しいセクターについて学ぶ──こうした活動を通じて、人生そのものを豊かにすることが、投資の真の意味なのです。
「ただお金を増やすだけでなく、『人生を健やかにする』投資を始めてみませんか?」というようこりんさんの問いかけは、現代の私たちに、極めて重要な示唆を与えてくれます。
ようこりんさんの投資哲学は、決して難しいものではありません。むしろ、当たり前のことを、当たり前に、長く続けることの大切さを教えてくれています。
そして、その「当たり前」を実践するためには、自分自身の心と向き合い、自分なりのスタイルを築き、家族や周囲と良い関係を保ち、楽しみながら継続する力が必要です。
それは、投資のスキルというよりも、「人生のスキル」と呼ぶべきものかもしれません。
この記事を読んでくださった皆さんが、ようこりんさんの哲学から何かを学び、ご自身の人生と投資に活かしていただければ、これほど嬉しいことはありません。
ぜひ、まずは10万円を準備して、自分の生活に合う優待銘柄を探してみてください。そこから、あなたなりの「ほんわか投資」が始まるはずです。
長い記事を最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。
参考資料・一次情報源
本記事の執筆にあたり、以下の情報源を参考にしました。それぞれの一次情報を直接ご確認いただくことで、より深くようこりんさんの投資哲学を理解できると思います。
【ようこりん本人による発信】
- ブログ「ほんわかようこりん」
- URL:https://ameblo.jp/youkorinn37/
- アメーバブログにて、ほぼ毎日更新。日々の売買記録、優待品の紹介、生活の様子などが発信されている。
- X(旧Twitter)アカウント
- URL:https://x.com/CDNFusxnupI6X1w
- ブログ更新情報やメディア出演情報などを発信。
- 著書『手堅く稼ぐ主婦投資家が教える おいしく始める株投資』(稼ぐ投資シリーズ)
- 発行:スタンダーズ
- 編集:ループスプロダクション
- イラスト:タカハラユウスケ
- 監修:ようこりん
- 出版:2020年
- ISBN:978-4866364544
【インタビュー記事・取材記事】
- 楽天証券「トウシル」インタビュー(前編・中編・後編)
- 前編:「『ほんわか』優待投資家より勝負師タイプ?億超え投資ロード!ようこりんさん」
- 中編:「保有銘柄は400以上。優待投資家生活を公開!ようこりんさん」
- URL:https://media.rakuten-sec.net/articles/-/33435(前編)
- URL:https://media.rakuten-sec.net/articles/-/33434(中編)
- 公開:2021年8月
- マネーポストWEB(小学館)「ようこりん」記事タグ
- URL:https://www.moneypost.jp/tag/youkorin/
- 2025年から2026年にかけて、多数の記事を掲載。
- マネーポストWEB「夫が給料ダウンの時も『優待』が助けてくれた」
- URL:https://www.moneypost.jp/1376726
- 公開:2026年3月8日
- 優待投資の魅力、オーナーと消費者の2つの視点について語る。
- マネーポストWEB「資産1.8億円の専業主婦投資家・ようこりんさんが注目”株価が下がりすぎている”陸運・化学セクター」
- URL:https://www.moneypost.jp/1304324
- 公開:2025年8月9日
- セクター分析、違和感に注目する投資手法について。
- マネーポストWEB「資産1.8億円の専業主婦投資家・ようこりんさんが熱視線、今の株価水準に”違和感”のあるセクター2つ」
- URL:https://www.moneypost.jp/1304323
- 公開:2025年8月9日
- マネーポストWEB「《資産1.8億円の専業主婦投資家・ようこりんさんの投資術》高値圏だからこそ相場に振り回されない銘柄の見つけ方が重要」
- URL:https://www.moneypost.jp/1356695
- 公開:2026年1月8日
- 日本経済新聞「株主優待投資の魅力と銘柄選び、主婦投資家が語る」
- URL:https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB195RL0Z10C23A7000000/
- 公開:2023年7月19日
- 日経ポッドキャスト「マネーのとびら」第100回出演時の記事。
- マネーフォワード「MONEY PLUS」ようこりん連載
- URL:https://media.moneyforward.com/authors/9
- 月別の優待銘柄紹介などの連載記事。
【企業セミナー・公式紹介】
- サンワード証券「ようこりん流 投資戦略」セミナー紹介
- URL:https://www.sunward-t.co.jp/seminar/2025/07/19_2/index_k.html
- 2025年7月開催のセミナー詳細ページ。プロフィール紹介あり。
- サンワード証券「ようこりん流 投資戦略」(2025年2月)
- サンワード証券「人生を彩る!ようこりん流株式投資」
- URL:https://www.sunward-t.co.jp/seminar/2024/11/16_7/
- 2024年11月開催のセミナー紹介ページ。
- 明治安田生命「夢の株主優待生活」ライフフィールドマガジン
- URL:https://www.meijiyasuda.co.jp/dtf/lfm/money/articles43.html
- ようこりん氏監修の優待投資解説記事(2024年7月)。
- 日経BP「有名ブロガー達から学ぶ、株主優待の活用法」
- URL:https://project.nikkeibp.co.jp/event/wom190904/
- イベント紹介ページ。
【書籍・ムック関連】
- Amazon商品ページ『手堅く稼ぐ主婦投資家が教える おいしく始める株投資』
- URL:https://www.amazon.co.jp/dp/4866364548
- 書籍紹介、レビュー、評価。
- ダイヤモンド・ザイ「女性の優待ブロガー3人座談会」
- URL:https://diamond.jp/zai/articles/-/1046706
- ようこりん、かすみちゃん、夕刊マダムによる優待座談会。
【参考にしたその他の情報源】
- アメーバプロフィール「youkorinnさんのプロフィールページ」
- URL:https://www.ameba.jp/profile/general/youkorinn37/
- ブログ統計など。
- マネーポストWEB「億り人専業主婦・ようこりんさんが解説するテクニカル分析の判断ポイント ボリンジャーバンド」
- URL:https://www.moneypost.jp/1269608
- 公開:2025年5月14日
- テクニカル分析の具体的活用法。
- マネーポストWEB「チャートから読み取れる相場の流れが変わるサイン」
- URL:https://www.moneypost.jp/1269607
- 公開:2025年5月13日
- ロウソク足パターンによる相場転換点の読み方。
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- ニッセイ基礎研究所「日本のバリュー株に『本当の値打ちがある』のか」
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- 日本市場のPBR1倍割れの構造的分析。
- 三井住友DSアセットマネジメント「naruhodo Vol.218 PER・PBRなどの指標」
- 株式投資の基本指標についての解説資料。
注意事項
本記事は、ようこりんさん本人の公開された発言・著書・記事を基に、第三者(筆者)が独自に分析・考察したものです。ようこりんさんご本人の意見や見解と完全に一致するわけではありません。
また、本記事に記載されている投資手法や銘柄について、その有効性や将来のパフォーマンスを保証するものではありません。投資判断は、ご自身の責任と判断において行ってください。
具体的な銘柄やセクターについては、本記事の執筆時点と読者が記事を読む時点で状況が大きく変化している可能性があります。最新の情報は、必ず一次情報源で確認するようにしてください。
株式投資にはリスクが伴います。元本割れの可能性があることを十分にご理解の上、無理のない範囲で投資をお楽しみください。

