BBHフォー・フィデリティー・ロープライスドストックファンドの概略
株の銘柄が多すぎてどれに投資したらいいのか分かりません。
では、実績を上げている投資ファンドがどんな銘柄に投資しているか調べてみよう。
BBH Fidelity Low-Priced Stock Fund(FLPSX)は、中小型の株式をターゲットにした、フィデリティーのファンドです。
10年間で年率10.41%、5年間では年率20.11%(2014年7月1日現在)のリターンを挙げている出来るファンドです。
当該ファンドは、米国の小型株をメインに、日本の小型株にも投資しています。日本には資産の6.5%前後を投資しているようです。
BBHフォー・フィデリティー・ロープライスドストックファンドは、割安成長株の大株主として四季報に出てくることがあります。
会社四季報で、このファンドの名前が出てきたら買いかもしれませんので、調べる価値があると思います。
著名な投資ファンドマネージャーのジョエル・ティリングハスト氏が運用責任者を務めています。
フィデリティ―や運用責任者のジョエル・ティリングハスト氏が資金と調査能力を使って調査した銘柄ですから、期待が持てます。
もちろん、ただファンドの真似をするだけではなく、なぜ当該ファンドが銘柄を購入することにしたのかを考える必要があります。
また、ファンドが銘柄を取得した時期にも注目です。
もうすでに多額の含み益があって、利食いをし始めているのであれば購入することは控えたほうが良いかもしれません。
逆に、最近購入したばかりの銘柄であれば、これから業績や株価が伸びる可能性がある為、今後に期待が持ちやすくなります。
なるほど、実績ある投資ファンドの保有銘柄を見ることも役に立つのですね。
単純に真似するだけではダメだけど、投資ファンドがなぜその銘柄に投資したのか考えてみることは大切だよ。
BBHフォー・フィデリティー・ロープライスドストックファンドの投資銘柄(2019年)(概略)
ダイキン工業
ユー・エス・エス
ケーズホールディングス
パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス
郵船ロジスティクス
西松屋チェーン
ローソン
IDOM
富士石油
エービーシー・マート
サンドラック
ユタカ技研
プレナス
サンマルクホールディングス
ナカニシ
ベルーナ
日立化成
バイオラックス
ザ・パック
上村工業
ワークマン
エレマテック
ベルク
CKD
因幡電機産業
藤倉化成
レスターホールディングス
武蔵精密工業
アクセル
日比谷総合設備
アルペン
トランコム
アルプス物流
ヤオコー
日信工業
サカイ引越センター
ミライト・ホールディングス
高速
大黒天物産
ユニデンホールディングス
タチエス
三精テクノロジーズ
第一建設工業
芝浦電子
サンエー
ゴールドクレスト
京都きもの友禅
ハイレックスコーポレーション
フルキャストホールディングス
加藤製作所
大和冷機工業
泉州電機
エクセル
東芝テック
鳥居薬品
マニー
ハローズ
エー・アンド・ディ
そーせいグループ
ナガワ
エスリード
東建コーポレーション
伊勢湾海運
サンテック
トーメンデバイス
村上開明堂
ピジョン
マルゼン
エイジス
エスケーエレクトロニクス
T&K TOKA
東北特殊鋼
キャノンファインテック
ユアテック
八千代工業
トーカロ
トーアミ
金下建設
サイバネットシステム
エン・ジャパン
北陸瓦斯
コンドーテック
名港海運
横川ブリッジホールディングス
綜研化学
東京汽船
朝日コンクリート工業
ファースト住建
本州化学工業
コスモス薬品
星医療酸器
西尾レントオール
千代田インテグレ
パルグループホールディングス
パーカーコーポレーション
SHOEI
SBテクノロジー
高田機工
明光ネットワークジャパン
ステップ
レーザーテック
ユタカフーズ
愛知電機
ミライアル
アイエーグループ
日新商事
竹内製作所
遠藤照明
トリニティ工業
インフォコム
ワイエイシイホールディングス
SPK
ナ・デックス
トーソー
中部鋼鈑
イリソ電子工業
タナベ経営
BEENOS
松尾橋梁
日本ロジテム
ジョルダン
クリップコーポレーション
秀英予備校
川崎設備工業
共和工業所
田中商事
サイボウズ
BBHフォー・フィデリティー・ロープライスドストックファンドの投資戦略
知らない銘柄ばかりです・・・。
地味だけど着実に成長している優良企業が多いよ。
市場ではあまり注目されない地味な銘柄がほとんどですが、コスモス薬品やワークマンなど取得時期から考えると大儲けしたと思われる銘柄が時折見られます。
こうした銘柄がパフォーマンスを上げているのかもしれません。
売り上げなど急増している銘柄は少なく、どちらかというと安定成長している銘柄が多いです。
投資銘柄の営業利益率は高めで、市場での地位をしっかりと築いている企業に投資することを好んでいるようです。
再投資にかかる費用が莫大な重厚長大産業は少ないため、投資企業は全体的にフリーキャッシュ―フローは多そうです。
サービス業やニッチな工業で、かつ、安定した収益が期待できるストックビジネスを選ぶ傾向が強いです。
ホームラン級の大儲けを狙うのではなく、ヒットを積み重ねて儲ける全体的には手堅いポートフォリオです。
PERやPBR、配当利回りなどから見た、株価の評価は高くないものが多いです。
また、いわゆる含み資産銘柄が少ないことから、資産価値も考慮しつつ、収益価値に対し重点を置いているようです。
バリューかつグロースな銘柄に投資する方針がうかがえます。
日本でも屈指のバリュー投資巧者として知られる光通信のポートフォリオと比較してみることも面白いかもしれません。