ようこりんとは?優待株で資産1.8億円の主婦投資家の銘柄選びと投資哲学【2026年版】

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結論:優待株で知られるが、中身は「割安株×長期保有」のバリュー投資家

ようこりん氏は、株主優待の紹介で人気の主婦投資家です。先にポイントをまとめます。

  • 投資歴20年で資産1.8億円:マネーポストWEBでは、このように紹介されている
  • 優待より割安さ:本人は「割安株を仕込んで長く持つ」バリュー投資家だと語っている
  • 下がったら買い増す:暴落や下げ相場を、仕込みのチャンスととらえる
  • 推奨銘柄のその後:2026年3月に推奨したとみられるシードは、半年後に約48%上乗せのTOBが入りました。ただし、上場廃止で優待は受け取れなくなります

この記事では、本人がメディアで語った投資の考え方と、推奨した銘柄のその後の株価を、一次情報で確かめていきます。

ようこりん氏とは

ようこりん氏は、ハンドルネームで活動している個人投資家です。投資ブログが人気で、マネーポストWEBや楽天証券の「トウシル」などで、優待株や投資の考え方をたびたび語っています。

項目 内容
投資歴 約20年(2025年6月のマネーポストWEBより)
資産 1.8億円(2025〜2026年のマネーポストWEBの紹介より)
投資スタイル 割安株を仕込み、配当と優待を受け取りながら長く持つバリュー投資
発信 投資ブログ、雑誌やネットメディアのインタビュー

本人が語っている成功例としてよく知られているのが、タカラトミー(7867)です。株価580円台のときに2,000株を買い、約10年持ち続けて500万円以上の利益になったそうです。その間、株価は1,900円まで上がったり、800円まで下がったりしました。それでも「2,000円を超えるのが当たり前の企業になる。それまで絶対に売らない」と決めて、持ち続けたと語っています(2025年6月のマネーポストWEB)。

なお、この記事では、ようこりん氏の住まいや家族など、私生活に関わることは扱いません。読者の皆さんが知りたいのは、投資のやり方だと考えるからです。

ようこりん氏の投資哲学:優待は「長く持つための支え」

1. 本人は「バリュー投資家」

優待株のイメージが強いようこりん氏ですが、本人は自分のやり方をはっきりこう語っています。

「私の投資スタイルはバリュー投資なので」(マネーポストWEB、2025年8月)

割安な株を仕込んで、配当と優待を受け取りながら、株価が見直されるのを待つ。優待はその「待つ時間」を支えてくれるもの、という位置づけです。

「優待株で選ぶならば、何年も保有する可能性を考えて、できるだけ割安の銘柄を吟味して、優待と配当をもらいながらのんびりと保有し」(マネーポストWEB、2026年3月)

2. 下がったときこそ買う

「下がっているタイミングで“この銘柄がこの値段なら!”と思えるものに資金を投じる。」(マネーポストWEB、2025年6月)

2025年8月には、「株価が下がりすぎている」として陸運業と化学に注目し、「日経平均が7000円台まで落ち込んだリーマン・ショックの時よりも安い銘柄があるほど」、さらに下がれば「喜んでナンピン買いしたい」と語っています。

逆に、全体が高すぎる相場は苦手だそうです。

「割安株を狙って仕込むバリュー投資家にとって、高値圏相場がしばらく続くのは実は迷惑な話なんです。」(マネーポストWEB、2026年1月)

3. 株主と消費者、両方の目で見る

優待を実際に使うことで、会社の商品やサービスを消費者として試しています。

「オーナー(株主)として企業を見る視点と、消費者として体験する視点の両方を味わえます。」(マネーポストWEB、2026年3月)

プロのアナリストにはなかなかできない、個人投資家ならではの企業の見方だと思います。

銘柄選びの基準

メディアで語っている基準をまとめると、次のようになります。

基準 中身 出典
割安さ PBR1倍割れ、PER10倍前後を目安にする マネーポストWEB(2026年3月)
稼ぐ力 営業利益率が15%を超える、本業で稼げている会社 マネーポストWEB(2026年1月)
優待の変化 優待の新設や拡充を、割安株を見つけるきっかけにする マネーポストWEB(2026年3月)
買いやすさ 最低投資額5万円・10万円以下の株にもチャンスがある マネーポストWEB(2026年1月)
タイミング 下がったとき、「この値段なら」と思えるときに買う マネーポストWEB(2025年6月)

ようこりん氏の銘柄:「保有」と「推奨」を分けて見る

ネット上では、本人が持っている株も、雑誌で紹介しただけの株も、まとめて「ようこりん銘柄」として紹介されがちです。この記事では、公開情報で確かめられたものだけを、区別して載せます。

区分 銘柄(コード) 中身 出典
保有を公言 タカラトミー(7867) 580円台で2,000株を買い、約10年持って500万円以上の利益 マネーポストWEB(2025年6月)
推奨 ソフトバンク(9434) 3月に権利を取れる優待株として紹介 マネーポストWEB(2026年3月8日)
推奨 シード(7743) 同上 マネーポストWEB(2026年3月8日)
注目セクター 陸運業、化学 「株価が下がりすぎている」として注目 マネーポストWEB(2025年8月)

2026年3月8日の記事は「3月に権利が確定するイチ推しの11銘柄」を紹介したものです。銘柄名は有料会員向けの部分にありますが、見出しに「2万円台で買える通信大手」と「コンタクトレンズ」が挙がっています。当時の株価から考えると、それぞれソフトバンク(100株で約2万1,000円)とシードとみられます。

なお、本人の推奨は「今買え」という意味ではありません。本人は何年も持つことを前提にしています。

独自分析:推奨した優待銘柄は、その後どうなったか

2026年3月8日の記事から約7か月。推奨されたとみられる2銘柄の株価と優待がどうなったか、株価データと各社の開示で確かめました。記事が出たのは日曜日なので、直前の営業日(3月6日)の終値を起点にしています。

銘柄 3月6日の終値 その後 株価の変化 優待はどうなったか
ソフトバンク(9434) 210.6円 244.7円(10月16日) 約+16% 継続。2026年6月に基準日と申請期日の扱いを一部変更
シード(7743) 538円 TOB価格795円で買収 約+48% 上場廃止の予定。株主として優待を受け続けることはできなくなる

ソフトバンク:おだやかに上昇

100株で約2万1,000円だった株は、10月には約2万4,500円になりました。優待も続いています。ただし、優待を受け取るには「3月末と途中の9月末の株主名簿に3回以上続けて載る」ことが条件で、買ってすぐにもらえるわけではありません。2026年6月には、申請を忘れたときの基準日の扱いが変わっています。優待の細かいルールは変わることがあるので、会社のお知らせを確認する習慣が大事です。

シード:株価は大当たり、でも優待は消える

シードの株価は、こんな動きをしました。

時期(2026年) 株価 出来事
3月6日 538円 推奨記事が出る直前
3月13日 627円 翌週に一時上昇(理由は確認できていません)
6月10日 482円 その後は下落し、6月には推奨時より低い水準に
8月26日 535円 中国系の電子機器メーカー、ラックスシェア・プレシジョンの子会社が1株795円でのTOBを発表
8月31日〜10月 790円前後 TOB価格に張り付く
10月 — TOBが成立。残りの株も取得して上場廃止にする予定

推奨時の538円から見ると、TOB価格の795円は約48%高い水準です。いったんは2割近く下げた局面もありましたが、待っていた人には大きな利益が出た形です。

ところが、優待の面では話が変わります。シードの優待は、100株以上を1年以上持ち続けることが条件で、3年以上だとポイントが増える仕組みでした。2026年3月に「これから長く持って優待をもらおう」と買った人は、その優待を受け取る前に、上場廃止で株主ではなくなります。

分かったこと:割安な優待株ほど、買収されやすい

ようこりん氏のやり方は、「割安な株を仕込んで、優待をもらいながら長く待つ」ことです。シードの例は、その「割安さ」を買い手にも見つけられてしまったケースだといえます。

ここに優待投資の小さな矛盾があります。割安な会社ほど、TOBで買収される可能性が高くなります。買収されれば株価は報われますが、上場廃止になれば優待は終わりです。「優待をずっともらい続ける」ことと、「割安な株で利益を出す」ことは、いつも両立するとは限らないのです。

だからこそ、ようこりん氏が自分を「バリュー投資家」と呼び、優待より先に会社の割安さを見ていることには意味があると感じます。優待だけを目当てに買っていたら「優待がなくなった」という結果ですが、会社の割安さを買っていたなら「割安さが解消された」という結果になります。

ようこりん氏の銘柄をマネするときの注意点

  1. 推奨は「何年も持つ」前提:本人は数か月での値上がりを期待していません。シードも、推奨の3か月後には買値より下がっていました。
  2. 優待は変わる、なくなる:ルールの変更、改悪、廃止、そしてシードのような上場廃止もあります。優待だけを理由に買うと、その理由が消えたときに困ります。
  3. 長期保有の条件に注意:ソフトバンクやシードのように「1年以上」などの条件がある優待は、買ってすぐにはもらえません。
  4. 「ようこりん銘柄」の中身を確かめる:ネットには、本人と関係のない銘柄まで「ようこりん銘柄」として紹介している記事があります。本人の発言か、出典を確かめましょう。

ようこりん氏から学べること

  • 優待より先に、会社の割安さを見る
  • 下がったときに「この値段なら」と思える銘柄を、あらかじめ決めておく
  • 優待を使って、消費者として会社を確かめる
  • 数か月ではなく、数年単位で待つ

よくある質問(FAQ)

Q. ようこりん氏の資産はいくらですか?

マネーポストWEBでは、2025〜2026年の記事で「資産1.8億円」と紹介されています。

Q. ようこりん氏は優待目当ての投資家ですか?

本人は自分のやり方を「バリュー投資」と説明しています。割安な株を選び、優待と配当を受け取りながら長く持つ、という考え方です。

Q. ようこりん氏の銘柄選びの基準は?

PBR1倍割れやPER10倍前後といった割安さ、営業利益率などの稼ぐ力、優待の新設や拡充などに注目していると語っています。

Q. 保有している優待株がTOBされたら、優待はどうなりますか?

TOBの後に上場廃止になる場合、株はお金に換えられ、株主ではなくなります。そのため、その後の優待は受け取れなくなるのが一般的です。細かい扱いは、会社の開示で確認してください。

まとめ

ようこりん氏は、優待株で知られる主婦投資家ですが、その中身は割安な株を仕込んで長く持つバリュー投資です。タカラトミーを約10年持ち続けて大きな利益を出したように、優待は「待つ時間」を支える役割を果たしています。

2026年3月に推奨したとみられるシードは、半年後にTOBが入り、株価は約48%上がりました。その一方で、上場廃止によって優待は受け取れなくなります。割安な株ほど買収されやすい。優待投資を続けるなら、このことは頭に入れておきたいところです。

※本記事は2026年10月17日時点で確認できた公開情報をもとにしています。株価は配当を含めていません。投資判断はご自身の責任で行ってください。

参考資料

  • マネーポストWEB:ようこりん氏のインタビュー記事(2025年6月、8月、2026年1月、3月)
  • ソフトバンク「株主優待制度における基準日及び申請期日の取扱いの一部変更について」(2026年6月12日)
  • シードのTOBに関する開示と報道(公開買付けの発表:2026年8月26日、結果:2026年10月)
  • 松井証券:シードの株主優待情報
  • Yahoo!ファイナンス、株トレ:ソフトバンク、シードの株価データ
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