45歳独身の「ポイント経済圏」統一ガイド——バラバラのポイントを1つに集約して年間2万円得する方法

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はじめに——「ポイントカード8枚」の非効率

財布の中にポイントカードが何枚入っているか数えてみてほしい。Tポイント、dポイント、楽天ポイント、Pontaポイント、WAONポイント、nanacoポイント、スーパーの独自ポイント、ドラッグストアのポイント。8枚。10枚。それ以上。

これだけのポイントカードを持っていても、「各カードに100〜300ポイントが分散して貯まっている」だけだ。100ポイント(100円分)はコンビニでおにぎり1個も買えない。300ポイントでも使い道が限られる。ポイントが「分散」しているから「使えないまま期限切れ」になる。期限切れで消えたポイントは「捨てたお金」と同じだ。

解決策は「ポイント経済圏の統一」だ。1つのポイントに集約して、まとまった金額にして使う。「楽天経済圏」「dポイント経済圏」「Vポイント(旧Tポイント)経済圏」のいずれかに統一する。統一すれば、バラバラの100ポイントが合流して年間10000〜20000ポイントに。10000ポイント=10000円。使い道が広がる。NISAのポイント投資に使えば、ポイントが「資産」に変わる。

「経済圏」とは何か——ポイントの「流れ」を理解する

「ポイント経済圏」とは、特定のポイントを「貯める→使う」の両方ができる企業グループのことだ。例えば「楽天経済圏」なら、楽天カードで買い物→楽天ポイントが貯まる→楽天市場で使う/楽天ペイで使う/楽天証券でNISAに投資する。「貯める場所」と「使う場所」が同じ楽天グループ内で完結する。

ポイントが「分散」する原因は「貯める場所」と「使う場所」がバラバラだからだ。コンビニでTポイントを貯め、ドラッグストアでdポイントを貯め、スーパーでWAONポイントを貯め——。貯める先がバラバラだから、どこにも「まとまったポイント」がない。

「経済圏を1つに統一する」とは、「貯める場所を1つに絞る」ことだ。すべての買い物で「楽天ポイントだけを貯める」。すべての支払いを「楽天カード」で行う。すべての買い物先で「楽天ポイントカードを提示する」。こうすれば、ポイントが1つに集約され、まとまった金額になる。

氷河期世代に最適な経済圏——「楽天」「dポイント」「Vポイント」の3択

主要な3つの経済圏を比較する。手取り16万円の氷河期世代に最適なのはどれか。

楽天経済圏。クレジットカード(楽天カード。年会費無料。還元率1%)。スマホ(楽天モバイル。月1078円〜)。ネット通販(楽天市場。ポイント還元が高い)。ポイント投資(楽天証券でNISAの投資信託をポイントで購入可能)。QRコード決済(楽天ペイ)。メリット。ポイント投資が充実。ネット通販のポイント還元が高い。デメリット。楽天モバイルの通信品質が地域によって不安定。

dポイント経済圏。クレジットカード(dカード。年会費無料。還元率1%)。スマホ(ドコモ。月額は高め)。ポイント利用先(ローソン、マクドナルド、メルカリ等)。ポイント投資(日興フロッギーでポイント投資可能)。メリット。使える店舗が多い。デメリット。ドコモの月額が高い(格安SIMに比べて)。

Vポイント経済圏。クレジットカード(三井住友カードNL。年会費無料。コンビニ等で最大7%還元)。QRコード決済(Vポイントアプリ)。ポイント利用先(ウエルシアの20日に1.5倍利用=実質33%引き)。ポイント投資(SBI証券でNISAのポイント投資可能)。メリット。ウエルシアの「ウエル活」で実質33%引きが強力。コンビニ還元率が高い。デメリット。通常還元率が0.5%と低い(対象店舗以外)。

おすすめは「楽天経済圏」。理由。楽天カードの還元率が常時1%(他社は0.5%〜1%)。楽天証券のNISAポイント投資が使いやすい。楽天モバイルに乗り換えれば通信費も削減可能。「節約」と「投資」の両方に強い。

ただし「ウエルシアが近くにある」人はVポイント経済圏も有力。ウエルシアの20日に1.5倍利用するだけで、日用品コストが大幅に下がる。

「楽天経済圏」への統一手順——5ステップ

ステップ1。楽天カードを申し込む(ウェブで15分。年会費無料)。ステップ2。日常の支払いをすべて楽天カードに切り替える(固定費の自動引落を変更。各社のウェブサイトで手続き。合計1〜2時間)。ステップ3。楽天ペイアプリをインストールする(5分)。実店舗での買い物はできるだけ楽天ペイで支払う。ステップ4。楽天証券の口座を開設する(ウェブで15分)。NISAの口座を楽天証券に移管する(移管は年1回。手続きに1〜2ヶ月)。ステップ5。貯まったポイントを楽天証券でNISAの投資信託購入に充てる。

合計の作業時間は3〜4時間。1回の作業で「ポイント経済圏の統一」が完了する。完了したら、あとは「いつも通り生活するだけ」でポイントが1つに集約される。

「統一後」のポイント試算——年間いくら貯まるか

楽天カードの還元率1%。年間のカード利用額を100万円とする(家賃を除く生活費。月約8万円×12ヶ月+ネット通販等)。年間ポイント=100万円×1%=10000ポイント(10000円分)。

楽天ペイの追加還元0.5%。年間50万円を楽天ペイで支払えば、追加2500ポイント。楽天市場での買い物。SPU(スーパーポイントアッププログラム)で還元率3〜5%。年間5万円の楽天市場利用で1500〜2500ポイント。キャンペーン等のボーナスポイント。年間1000〜3000ポイント(不定期)。

年間合計:15000〜18000ポイント(15000〜18000円分)。保守的に15000ポイントとしても、これをNISAのポイント投資に回せば、20年間で約62万円の資産に。「ポイントを集約してNISAに入れる」だけで62万円。

「使っていないポイントカード」を断捨離する

経済圏を統一したら、使わなくなったポイントカードを断捨離する。財布の中のカードが8枚→2〜3枚に。財布が薄くなる。レジでの「どのカードだっけ?」がなくなる。「ポイントカードはお持ちですか?」に対して「いいえ、結構です」と即答できる。精神的にスッキリする。

ただし「残っているポイント」は使い切ってから断捨離する。100ポイントでも残っていれば、コンビニで使い切る。使い切ったらカードを処分。処分する前に、個人情報が紐づいている場合はアプリ上でアカウントを退会する。

「ポイント投資」の威力——ポイントを「お金」に変換する

ポイントの「最も賢い使い方」は「ポイント投資」だ。楽天ポイントを楽天証券でNISAの投資信託購入に充てる。1000ポイント→1000円分の投資信託。この1000円が年利5%で20年間運用されると約2653円。「1000ポイントが2653円に増える」。ポイントの1.5倍利用(ウエル活)でも1.5倍だが、NISA投資なら2.6倍。長期的にはNISA投資が最もリターンが高い。

「ポイントをコンビニで使う」のは「即座に消費する」。「ポイントをNISAに入れる」のは「未来の自分に投資する」。同じ1000ポイントの使い方で、結果が2.6倍違う。どちらを選ぶかは自分次第だが、手取り16万円の氷河期世代に「未来への投資」を勧める。

まとめ——「バラバラ」を「1つ」にするだけで年間2万円

ポイント経済圏の統一。3〜4時間の初期作業。以降は「いつも通り生活するだけ」。年間15000〜18000ポイントが自動的に貯まる。貯まったポイントをNISAに入れれば、20年で62万円。「ポイントカードを整理する」だけで62万円。

今日、財布の中のポイントカードを全部出してテーブルに並べてみてほしい。「この中で、本当に使っているのはどれか」を考える。2〜3枚だけ残して、残りは断捨離。残した2〜3枚を中心に、経済圏を統一する。統一した瞬間から、ポイントが「集約」され始める。集約されたポイントが「お金」に変わる。お金が「資産」に変わる。ポイントカードの整理が、人生の整理につながる。

このエッセイは、就職氷河期世代のひとりの個人的な記憶と感想に基づいています。

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